2015年12月23日

日本はこう激変する: 2014‐15 長谷川慶太郎の大局を読む/長谷川慶太郎

2016 長谷川慶太郎の大局を読む -
本題に入る前に、長谷川慶太郎氏の「大局を読む」シリーズは、既に、最新の2016年版も読みおわってブログエントリーの下書きもできてますが、UPするのは「今じゃないでしょ!(1年たってから当たってるかどうかの検証エントリに回します)」と思うので、そっちの方の書評はこっちの方から探してもらうとして、
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日本はこう激変する: 2014‐15 長谷川慶太郎の大局を読む (一般書) -
日本はこう激変する: 2014‐15 長谷川慶太郎の大局を読む」の書いてあることの検証も含めたレビューを先に。

まずは、ざっくりとした感想はこんな感じ。

・日本はまだまだ捨てたもんじゃない。アメリカもね
・中国と欧州はアカン
・シェールガス革命に乗れ

2014年頃の長谷川慶太郎氏の著書はみんなそんな感じ?

一方、デフレの方がインフレよりもいいという従前からの主張は知らないうちに撤回されているような気が…

それはさておき、この「大局を読む」シリーズで大事なのはいち早く読むことより、年末あたりに読んであっているかどうかの検証?

ということで、過去の長谷川慶太郎「大局を読む」シリーズの別の本の当ブログ関連エントリーの紹介から

📖長谷川慶太郎「甦った日本経済の行方」「2007年 大局を読む」
2007年 長谷川慶太郎の大局を読む―アジア外交・世界経済・日米同盟 -
どちらも書いてあることはだいたい同じです。
・日本の技術力、アメリカの軍事力についての過大評価
・安倍政権に対する過大評価
(小泉改革の路線を継承し、官僚制度の解体・教育改革・憲法改正への期待)
・BRICS等の新興諸国恐れるに足りず


📖2008年 長谷川慶太郎の大局を読む
大局を読む 2008年―長谷川慶太郎の (2008) -
どうしても腑に落ちないのは、今般の原油をはじめとする原産物の高騰についての分析がまったくないことですね。「デフレ時代」という筆者の主張に反するから?
>「日本に2大政党制は根付かない」とか「世界四大選挙(米・韓・台・露)の行方」は当たり

📖2010年 長谷川慶太郎の大局を読む
2010年 長谷川慶太郎の大局を読む -
年末に2011年版が出るのならその本の書評よりここに書かれたことの当たり外れを検証した方が良さそうな気がしますね。というか、この手の年刊予測本って次年度に前に予想したことが当たったかどうか検証して、当たらなかった場合はそれなりの言い訳めいたことを書いてもいいんじゃあないでしょうかと思っているのは自分だけですかね?
>「電気自動車も3年後には100万円台で買えるようになる」
>🚌ミニキャブ MiEV トラック/メーカー希望小売価格(税込)1,582,200円、補助金上限110,000円
>🚙i-MiEV/同 2,261,520円 〜、補助金上限 330,000円
トミカ No.117 三菱 i‐MiEV (ブリスター) - トミカ 120 日産 リーフ (箱) -
>🚙リーフ/同 2,803,680円〜、補助金最大51万円

📖内閣不信任案の茶番劇の件を前振りに、.@yonda4 2011年 長谷川慶太郎の大局を読む
2011年長谷川慶太郎の大局を読む(CD付) -
(2010年版で書いてあった)「民主不況」が起こる。という当たって欲しくないことが当たってしもうた(>_<)

📖2013年(平成25年)の新年のあいさつを前振りに、@yonda4 4828416781[2013年長谷川慶太郎の大局を読む]+12/31の全国高校サッカー選手権大会1回戦の結果
・早速アメリカの大統領選ロムニー候補勝利の予測で外したのにはワロタ。
・プロ野球チームを買うIT企業家はマスコミにちやほやされたくて浮わついているだけ。そもそも、球団経営はハイリスクだけれども、ハイリターンにはなる保証はない
>ソフトバンクも楽天もDeNAも球団経営はハイリターンとはいえないけど、(少なくとも前の親会社よりは)うまくやっていると思うんですが…
2013年長谷川慶太郎の大局を読む(CD付) -
📖2014年(平成26年・午年)の新年のあいさつなどを前振りに、「2013年長谷川慶太郎の大局を読む」の検証の件
・アメリカを中心に起こっているエネルギー革命(天然ガスを含むシェールガスの産出)〜中東の石油への依存度が低くなるし、デフレに拍車をかける
⇒といいつつ、原油価格下がってないんですけど…日本の場合は円安の影響が大きいかな?
・非常に厳しい経済危機によって中国全土で暴動が起これば、人民解放軍が鎮圧しない限り、治安の回復はまったく望めない。〜その時期は2013〜2014年
⇒日下さんも何年も前から中国が崩壊するって言ってるんですが…
⇒いつ当てるの?今でしょ!
・韓国の次期大統領は朴 槿惠(パク・クネ)になるだろう>当たり!
〜日韓の関係修復は日韓ともに新政権の下で
⇒というか、お互いお坊っチャマとお嬢チャマで関係が悪化してるんですが…


そして、この本ではどうだったか?

📖日本はこう激変する: 2014‐15 長谷川慶太郎の大局を読む徳間書店・李白社)
毎年恒例の『大局を読む』シリーズの臨時版。前著は時間の関係上、東京オリンピック、TPP,減反政策と日本国債の行方、リニアモーターカーの評価などを取り上げることが出来なかったため圧倒的な読者から『臨時版』を望む声が続出。そこで今回の企画になった。

目次
まえがき
第一章 日本大転換するこの国のかたち
TPP参加と日本農業と水産業の今後
時代遅れとなった減反政策を半世紀ぶりにようやく廃止
TPPで日本が重要五品目関税を死守しようとしても無理
昨年内のTPP妥結は失敗したが今年の早期発足は期待できる
二〇二〇年東京オリンピックでインフレは起こらない
五六年ぶりの東京開催を勝ち取ったのは安倍首相の功績
最初から無理だった貧乏国によるオリンピック誘致
アベノミクスの第四の矢として日本経済にも寄与する
大深度を利用して羽田と成田を結ぶ新幹線が建設できる
実験線を視察して解った「リニアは失敗する」
オリンピック景気があってもインフレになるはずがない
体罰のない指導でメダルを取れる選手を増やしていく
長期政権となる安倍政権の来し方行く末
再度、アベノミクスを検証する
世界に巨額の短期資金を提供できるのは日本の金融市場だけ
国債売却の資金を金利の高い融資に使う日本のメガバンク
政府が経済界に呼びかけた賃上げが春闘で実現する
消費税増税のときに複数税率を採用するのは不合理だ
財政赤字の削減が進まないと国債残高が増えていく
安倍政権は一〇年続く
公共事業投資は従来の規格を見直せ
日本の技術力は世界のインフラ事業を席巻する
日本企業が担うシェールガス革命
アメリカで順調に進み拡大しているシェールガス革命
日本のエンジニアリング会社が二〇〇〇億円の大型案件を受注
積極的にシェールガス利権を取得する日本の大手商社
FTA締結国ではなくてもアメリカが許可したLNG輸出
LNG輸送船で日本の造船会社は「二〇一四年問題」を克服
メタンハイドレート実用化で日本は超経済大国になる

第二章 アメリカ好調経済に水差すレイムダック・オバマ
量的緩和縮小への転換
アメリカの量的緩和の縮小が与える世界経済への影響
イエレンFRB議長はバーナンキ路線を踏襲する
証券購入一〇〇億ドル減の量的緩和縮小でもゼロ金利は継続
アメリカ経済が不動なら世界経済は心配ない
混迷するアメリカ政治
連邦議会にまとわりつく暫定予算と政府債務法廷上限の問題
小さな政府や減税を求めるティーパーティーが共和党を乗っ取る
アメリカ国債がデフォルトすれば世界経済は崩壊
超党派の部分的合意で何とか執行されることになった暫定予算
オバマケアとリベラル政治の限界
いきなり障害が出たオバマケアのオンライン加入システム
アメリカ経済が復活してもオバマ人気は回復しない
時代遅れになったリベラル政治から脱却しなければならない

第三章 中国&新興国量的緩和縮小で波乱要素一杯
揺らいで北中国の内部
中国共産党が衝撃を受けた天安門自爆テロと山西省爆発事件
炭鉱事故犠牲者の遺族たちが強い憤懣を蓄積させていく
不十分に見える三中全会で決定された経済改革路線
戸籍改革を推進しても大都市への戸籍転換は認めない
シャドーバンキングを経営する人民解放軍
中国全土に出現した鬼城と呼ばれるゴーストタウン
どう転ぶ!?銀行設立ラッシュ
北朝鮮ナンバーツーの粛清と習近平に屈した人民解放軍
南北間の緊張を避けるために開城工業団地がフル操業
中国経済が破綻したら日本経済はどうなる?
凄まじい大気汚染が中国人の生活環境を悪化させている
日本からの投資を切望している中国の企業と地方政府
経済訪中団を迎えて突如発表された中国の防空識別圏
中国の空母はアメリカ第七艦隊に全然太刀打ちできない
経済成長率目標を七%以下に抑える二つの理由とは
経済が落ち込む新興国
新興国を襲うアメリカの量的緩和縮小とシェールガス革命
苦境に陥っているロシアが頼る相手は日本しかいない
シェールガス革命が巻き起こすブラジル農業の構造的な変化
GMS発展のために日本がASEANを強力に支援する

第四章 ユーロメルケル功成りて他国は枯れる
ユーロ圏の経済停滞の現状と今後の展開
ローン未払いで住宅から追い出されると即ホームレスになる
フランス大企業のリストラを邪魔して経済を沈ませたオランド
ヨーロッパ経済の回復のためにもシェールガス開発が必要
ヨーロッパに君臨する第四帝国
好調なドイツ経済を前提にして大連立合意に達した両陣営
東ドイツ出身のメルケルが首相にまで上り詰めた理由
第四帝国の女帝が持っているユーロ圏諸国の生殺与奪の権
銀行同盟で金融政策を握ったあとにドイツは司法にも手を伸ばす

【著者紹介】
長谷川慶太郎
国際エコノミスト。1927年京都生まれ。1953年大阪大学工学部卒。新聞記者、雑誌編集者、証券アナリストを経て、1963年独立。1983年『世界が日本を見倣う日』で、第3回石橋湛山賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年2月発行/2014.9.3読了】

【備忘録】
まえがき
・日本ではもう「国土の均衡ある発展」は無理。都市部中心にならざるをえない
>この方向には動いてますね。あべしは…

第一章 日本大転換するこの国のかたち
・TPPから脱退することは農業のためだけに日本経済を滅ぼすのと等しい。ゆえに、「重要5品目」(コメ、麦、牛肉・豚肉、乳製品、サトウキビなど甘味資源作物)の関税撤廃は飲まざるをえない

・日本人ほど舌の肥えている消費者はほかにいない。日本で売れるなら世界でも売れる。ゆえに、市場開拓のパイオニアとして他国には魅力的。市場規模も大きいし
・「オリンピック誘致」はアベノミクスの4本目の矢
・リニアは巨額の建設資金、LCCの台頭などでコストが合わないし、強い電磁波が発生する問題も解決できていない
・体罰を用いることのない指導で選手の能力をどう向上させていくか?体罰依存のコーチは最初から排除しなければならないのは明らか
・景気は気分
・消費税の複数税率の適用は現場に無用の混乱を引き起こすから、あくまでも単一税率が望ましい
・安倍政権前期の課題は経済の再生と財政バランスの回復。次に行政改革。憲法改正はそれらにめどが付いてからゆっくりやればいい
・現代ではどこの国も指導者がトップセールスをやらねばならない時代
・日本国内にあるメタンハイドレートの早期実用化を

>大人の事情で難しい?

第二章 アメリカ好調経済に水差すレイムダック・オバマ
・量的緩和縮小が進むのも、失業率の低下に加えて米国産業の国内回帰が大きいから
・オバマケアにこだわると政府債務がとりとめもなく増大し、デフォルトのリスクが増す
・リベラルはもはや時代遅れ
・出来る限り安い税金で有効な行政サービスを提供できる国家だけが生き残る

第三章 中国&新興国量的緩和縮小で波乱要素一杯
・石炭の採掘方法:露天掘り>坑道堀り(特に安全性)
・世界の主流は石炭層の上の土砂をすべて除去して石炭層を露出させる露天掘り
・中国では大型建設機械の導入が難しいから、坑道堀りを採用せざるを得ない。
・ロシアでは計画経済の下、セントラルヒーティングが導入できたから今の中国のような環境問題はあまり発生しなかった
・シェールガス革命で資源のある新興国は厳しい
・ロシアは資源の供給先確保のため、北方領土を日本に売らざるをえなくなるだろう

第四章 ユーロメルケル功成りて他国は枯れる
・ヨーロッパでもシェールガス開発が必要
>というか、原油が値下げ競争に入ってしまったので、シェールガスもメタンハイドレートも採算性に問題が出てきましたね。
・ドイツのヨーロッパ制覇が完成した時、ヨーロッパの社会主義も完全に死滅してしまう。でも、それがないとユーロ圏は救えない(ドイツの経済による第四帝国)
>ということで、この本については「こうすべき」という提案の要素が多く、通常の年度版より「予想」の要素が少なめでした。
>なので、最近読んだ2016年版の方では来年末にしっかり検証していこうかと思います。

【参考書評等】
ウォーレン・バフェットに学ぶ!1分でわかる株式投資
Amazon書評
読書メーター

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ラベル:長谷川慶太郎
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 11:29| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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