2015年03月26日

「日本の古代史 本当は何がすごいのか」武光 誠

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日本の古代史 本当は何がすごいのか

「歴史を知ることは、人間を知ることに他ならない」

本武光 誠「日本の古代史本当は何がすごいのか」(育鵬社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
今、明らかになる真実の日本古代史!交易を重んじ、平和を愛し、祖霊への信仰が厚い日本の源流を、日本史の碩学が解き明かす!

【目次】
序章 古代日本は世界でも稀な平和なすごい国
第1章 邪馬台国時代に始まる日本の国
 @ 交易国家だった邪馬台国
 A 卑弥呼の「鬼道」は神道の源流となった
第2章 大和朝廷は古墳を信仰の中心にして発展していった
 B 古墳はご神体と死者を祭るもの
 C 三輪山の祭祀によって団結した大和朝廷
第3章 関東から朝鮮半島にまで広がった大和朝廷の交易
 D 拡大する大和朝廷の交易
 E 朝鮮半島に及ぶ大和朝廷の交易路
第4章 進展していく大和朝廷の統治
 F 河内平野の開発によって生まれた巨大古墳
 G 日本武尊伝説と地方支配の強化
第5章 継体天皇が確立した古代日本国家
 H 継体天皇の登場と天照大神の信仰
 I 磐井の反乱と中央集権国家への道
終章 古代史からみた日本の特性

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
武光 誠(タケミツマコト)
昭和25(1950)年、山口県防府市生まれ。昭和54(1979)年、東京大学大学院国史学科博士課程を修了。日本古代史を専攻。文学博士(東京大学)。現在、明治学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年5月発行/2015.2.14読了】

【備忘録】
序章 古代日本は世界でも稀な平和なすごい国
・平和を愛し文化を育てた古代の日本人
〜「以和爲貴(和を以って、貴しと為し)」(聖徳太子十七条憲法・第一条
・古代日本の指導者は第一に知識人であることが求められた
〜大王や豪族たちは神様を祭って庶民の生活を安定させることを民衆から求められた
〜必要にせまられたときだけやむを得ずに戦士となって戦った
・西洋史の流れ:古代先制国家→中世封建制→現代自由主義
・日本では天皇は武力で庶民を威圧することなく、祭祀によって国の平和と繁栄を実現しようとした〜「和の心

第1章 邪馬台国時代に始まる日本の国
・君主、首長と民衆を同じ神様のもとの共同体の一員とする考えが長く受け継がれてきた日本
・日本人は理解できない中国の専制君主と法家思想

第2章 大和朝廷は古墳を信仰の中心にして発展していった
・首長霊信仰〜有力豪族の祖先を「首長霊」として祭り、その霊が、自身の子孫だけでなく、庶民も守ってくれるとする発想
遠くから本宮.jpg

第3章 関東から朝鮮半島にまで広がった大和朝廷の交易
・日本人は縄文時代からずっと日本という島国で孤立して生活してきた人々ではない。縄文人と様々な系統のアジア人が混ざりあって、今日のような日本人の原形が作られた
・日本に水耕稲作を伝えた弥生人は、紀元前1000年頃から朝鮮半島から移住してきた
・紀元前後の北九州と伽耶の住民との間では言葉が通じ、
・百済と新羅は専制君主制で、日本のように自立制を重んじることなく、伽耶の小国を次々と武力制圧していった

第4章 進展していく大和朝廷の統治
・卑弥呼は貿易の利益を求めて中国の皇帝から冊封を受けたが、倭の五王は高句麗との争いを有利にするためだった
・鉄器作りの技術は朝鮮半島から来た
・民衆の生活を向上させた炉(住宅の中心に火元、煙は上から逃しきれない)から(かまど・壁面に火元、煙は完全に外にでる)への
・古墳は朝鮮半島の技術によるもの〜その頃は大王が朝鮮の習俗を真似るのがはやり
・この頃、王家で続く身内争い
・大和武尊伝説は大和朝廷の持つ先進文化や技術の東国への伝承を伝説化したもの

第5章 継体天皇が確立した古代日本国家
・王家の内紛をしずめて継体天皇が立つ〜渡来人を巧みに組織、合議政治を実現、王家の嫡流を定める
・継体天皇の時代に、王家の祖先神は大物主大神から天照大御神
磐井の反乱
〜大和朝廷の大王の支配が十分でないから「北九州における大王の支配を退けて、自分が貿易の利益を独占しよう」と考える者が出てくる
〜新羅は六世紀はじめの時点で大和朝廷と筑紫氏の二つを貿易相手としていただろう。磐井の反乱後は大和朝廷が独占

終章 古代史からみた日本の特性
・住民の相互理解が日本の国をまとまた
・戦争によって奴隷を得るという発想もない〜ともに働くことが、良い人間関係を築くこと
・古代の日本人が常に人々が助けあって互いに幸福になることを目指す「和の政治」を求めてきた
・古代のローマや中国のように、専制君主とその周囲のわずかな貴族が贅沢を貪り、民衆が奴隷に近い境遇におかれる社会は日本になじまない
>その観点からすれば「アベノミクス」って、ダメよ!ダメ!ダメ!


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 07:04| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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