2015年04月28日

フィッチが日本国債の格付けを引き下げた件を前振りに、「失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ」

とは言っても消費税を上げると景気が冷え込んで、企業収益も個人所得も伸び悩み、法人税と所得税が減って、消費税を増税した分を相殺どころかトータルでは税収が減るということもありうるし(´・ω・`)

そのあたりのさらに詳しいことはこちらもご覧いただくとして、
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というジレンマに安部総理も日銀黒田総裁も相当悩んでいるらしいということがこの本に書いてありました。

失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ 恐慌前夜の資産防衛

自分自身も舩井勝仁しく同意(^_^;)

2014年1月に著者のひとりの舩井勝仁さんのお父さまの舩井幸雄氏が亡くなった後、2014年1月24日付で「船井総研創業者舩井幸雄氏のご逝去を悼み、当ブログでの氏の著書紹介まとめ」という追悼エントリーを出した後、遺作として、
すべては「必要、必然、最善」』と
舩井幸雄が最後に伝えたかった真実 船井流“経営と生き方”のコツ』が出ているようですが、まだ読んでません。

本朝倉 慶舩井勝仁失速する世界経済と日本を襲う円安インフレ」(ビジネス社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
嫌でも日本はインフレになっていく。そして国債暴落は既定路線である。財産を失わないための資産防衛を徹底解明!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 止まらないインフレと不透明な円安の行方
第2章 アベノミクスを評価しなかった舩井幸雄
第3章 消費税再増税と日本国債の危うい関係
第4章 いまは脱資本主義への移行期である
第5章 ユーロ沈没、中露合体、そして日本の奈落
第6章 次にはどんな時代が訪れるのか?
第7章 対談 朝倉慶×舩井勝仁ー激化する新冷戦と日本の将来

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
朝倉 慶(アサクラケイ)
経済アナリスト。(株)アセットマネジメントあさくら代表取締役社長。1954年埼玉県生まれ。77年明治大学政治経済学部卒業後、証券会社に勤務するも3年で独立。顧客向けに発行するレポートで行った、この数年の経済予測がことごとく的中する。舩井幸雄氏が著書のなかで「経済予測の超プロ・K氏」として紹介し、一躍注目される

舩井勝仁(フナイカツヒト)
1964年大阪府生まれ。88年(株)船井総合研究所入社。98年同社常務取締役、同社の金融部門やIT部門の子会社である船井キャピタル(株)、(株)船井情報システムズの代表取締役に就任し、コンサルティングの周辺分野の開拓に努める。2008年「競争や策略やだましあいのない新しい社会を築く」という父・舩井幸雄の思いに共鳴し、(株)船井本社の社長に就任。勉強会「にんげんクラブ」を中心に活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2014年11月発行/2015.4.24読了】

【備忘録】
第1章 止まらないインフレと不透明な円安の行方(朝倉)
・円安は原材料高によるコスト上昇などデメリットの方が大きい
・円安も株高も単に止まらないインフレの到来を予感して動き出したとか思えない
・商品価格が下落傾向のため円安による悪影響が少ないだけ。世界的に商品価格が高騰したら日本全体はパニックのような物価高騰に襲われる可能性が高い
・買われすぎているのは株式より債権の方

第2章 アベノミクスを評価しなかった舩井幸雄(舩井)
・アベノミクスの根幹をなす「リフレ政策」はリーダーが一番やってはいけないごまかしであり現状先送りに過ぎない(舩井幸雄のいま知らせたいこと/2013.10.7 アホノミクス
>父が一番参考にしている経済学の考え方は故小室直樹先生の考え方
>ref. 小室直樹 日本人のための経済原論
・アベノミクスの結果
@お金の価値がなくなった(円安)
A物価高になり処民が困窮するようになった
B思いつきで政策を考え、希望的観測でうまくいくと思い込んでいるが世の中そんなに甘くない。上手くいかなくかったときにどう対応したらいいかまったく考えてないのでは?
>ってどこの某関西鉄道系球団の監督かよ(^_^;)
・父の考え方のポイントははバブルを起こしたって良いことなど何もないということに収斂。貧富の格差は広がる一方。
・日銀黒田総裁の異次元緩和は真珠湾攻撃みたいなもの。ならば、国際金融マーケットの策略にはまって量的緩和策という危ない道に無理やり引っ張り込まれたことになるので、そこからの賢い逃げ方を今から考えておかないといけないことになる
・量的緩和策は綱渡り。とは言いつつも金融崩壊した1997年と違って日本の銀行のバランスシートがまったく傷ついておらず、不動産や証券バブルも今のところ起きていないので日本は案外うまくわたっていくのでは?
通貨高は国力という常識を取り戻せ(日本のGDPの約60%である現状では円安より円高の方が有利なはず)

第3章 消費税再増税と日本国債の危うい関係(朝倉)
・消費税を予定どおり引き上げた場合のリスク
〜景気に悪影響を与え、税収はかえって減る
・消費税を引き上げない場合のリスク
〜政府の財政健全化の意思、努力に市場から疑念を持たれ、金利急騰(国債暴落)?
・いずれにせよ、金利急騰(国債暴落)が早く来るか、若干遅れるかにすぎない

第4章 いまは脱資本主義への移行期である(舩井)
・人々の富を搾取してきた銀行
・あらゆる決済を支配にかかるマネー資本主義
・今はまとまった金額を現金決済にすると税務署からなにか後ろ暗いことがあるお金であると疑われる時代
>そういえば、宮路年雄社長みたいな人は今はいないし…
・政府紙幣、ベーシックインカム、金利のつかないお金の3点セットの導入がいい

ベーシック・インカム入門 無条件給付の基本所得を考える
・モノ余りの今の時代は、余っているものを分かち合えばいい

イスラエル・キブツの生活 バック・パッカー達のフィールド
・イスラエル(ユダヤ人)に四国貸します

>「古代日本人とユダヤの真実 日本はいかに天皇家を戴く神国となったか」によれば、「 船で渡ってきたユダヤ人たちは、四国の徳島にたどり着いたりしています。」と(^_^;)

第5章 ユーロ沈没、中露合体、そして日本の奈落(朝倉)
・ユーロ圏〜人口の高齢化・古い歴史を持っていることによる構造改革の難しさ・雇用環境の硬直化・南北問題
・ドイツのナチスという怪物を台頭させたハイパーインフレのトラウマ。財政健全性最優先
・雇用の創出は人類の喫緊の課題
・あまりにも早く時代が変わりすぎる
・スーパースターのような一部の卓越した能力を持つ人が多くの機会や収入を独占する時代へ

第6章 次にはどんな時代が訪れるのか?(舩井)
・税制を見ていると国民に何をさせたいかという国の方針が如実にわかる
〜NISAを導入し、無税でもなんでもいいから株価を上げたい

NISAで得したいなら割安株を狙え!」(当ブログ書評
・できれば天律で生きられれば言うことなし

生き方の原理を変えよう 天律の時代が来た!」(当ブログ書評
・アベノミクスの政策は長期的な視点で見ると資本主義の終焉を早めるための効果をもたらす
・安部総理がツキに恵まれていることを国民は喜ぶべき
・選挙を通じて私たちの総意で選んだ総理大臣を批判ばかりしていては自分たちのツキも落ちる
>どっかの監督はファンが選んだわけじゃないから批判してもOK?
・経済のことを考えると短所是正政策は一番やってはいけない
・小泉構造改革は経済が弱いときに短所是正政策をやってしまったが辻褄は合ってしまった

第7章 対談 朝倉慶×舩井勝仁ー激化する新冷戦と日本の将来
・ドイツはこれから欧米を裏切って中国・ロシア側につくのでは?そのための投資拡大なのでは?(舩井)
・金正恩「我が国がこんなに貧しいのは中国と親密であったからだ」と考えているのでは?ゆえに日本に接近?(朝倉)
・北朝鮮にレアアースが豊富にあっても自らには採掘して事業化する能力はない。西側の技術が必要(朝倉)
・これからの日本に求められるのは突き抜けた構想力(舩井)
・明治維新のような上にいた人たちは大変だったが、処民はあまり変わってない。気づかないうちに文明開化に誘導されたような変革が望ましい(舩井)
・日本は小国に徹してしたたかに立ちまわるべき(舩井)

付章 朝倉慶のピックアップ銘柄
(○2014年9月末より上昇、△同じくらい、×下がってる<2015.4.27現在>)
東鉄工業(1835)△
鉄建建設(1815)×
ゼニス羽田HD(5289)×
オカダアイヨン(6294)△
昭和電線HD(5805)△
フジクラ(5803)○
Jトラスト(8508)○
JR東日本(9020)○
ファナック(6954)○
よみうりランド(9671)△

あとがき(舩井)
・人は景気の先行きに心配があるときはその心配を煽られる経済本を読みたくなるが、安心なときにはそこに目を向けたくない

【参考書評等】
仮面舞踏会日記
Amazon書評
読書メーター

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ラベル:舩井幸雄
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 00:55| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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