2015年07月17日

安保法案衆院通過と新国立競技場の件などを前振りに、野坂昭如「シャボン玉日本」

本題に入る前に、昨晩(18時試合開始)倉敷マスカットスタジアムで開催予定のフレッシュオールスターゲーム台風接近のため本日13時試合開始のデーゲームに順延
ちなみに、今日の天気は(´・ω・`)
予備日の予備日はないので今年は中止の可能性大。

一方、オールスターゲーム第1戦は東京ドームで本日19時試合開始なのでこちらの方は予定どおり開催でしょうね。

この件と侍ジャパントップチーム 「WBSC世界野球プレミア12」にむけた一次候補選手を発表!の件も含めた野球関連の情報はこちらをご覧いただくとして、
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集団的自衛権の限定的な行使容認を含む安全保障関連法案は15日の委員会での強行採決を経て、昨日は衆院本会議で採決が行われ、自民、公明両党と次世代の党の賛成で可決。
その一方で、

国立競技場解体完了.jpg
旧国立競技場の解体跡地が、この本の著者にとっては空襲の焼け跡に見える?

シャボン玉日本 迷走の過ち、再び

野坂さん。生きている限り戦争を実体験した人の声を引き続きお伝え下さい。

それでも、野坂さんたちたその下の団塊の世代あたりまでは、幼少期に貧しくてだんだんと豊かになっていく環境下にあるので、ある意味幸せもんです。

これからの日本は総じて下り坂。

小さいころ豊かだった人たちが、年をとるにつれ貧しくなっていく方のが辛いのでは?!

(貧しいというのは経済的・物質的な面だけでなく、精神的な面でも)

本野坂昭如「シャボン玉日本 迷走の過ち、再び」(毎日新聞社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
特定秘密保護法の可決、集団的自衛権の閣議決定ー近頃あの時代の空気そのままに甦ろうとしている気配がある。今、日本人が試されている。

【目次】
T 
■憲法■
戦時下の日本に戻るのか――特定秘密保護法
戦争を想定する――日本国憲法
日本は何を守るべきか――憲法改正
なぜ、そんなに急ぐのか――集団的自衛権

■戦争の記憶■
甦る、戦争の気配――空襲の月
生き延びてはじまる試練――敗戦記念日
反戦を確かめる旅――沖縄へ
犠牲者の声を聞け――敗戦の記憶
戦争と女性と人権――従軍慰安婦
危険に目をつぶる大人たち――原子爆弾と再稼働
原発再稼働
飢えと深い闇と――神戸空襲
爆音――音もなく降り注ぐ災い・空襲
父との夏――焼け跡の記憶
チョコの味

■政治■
末期症状――政治の成熟、ほど遠く
国政と都政――都知事選告示に思う
浮かれている場合か――東京五輪決定
過激な物言いは危険――民主党のていたらく
戦後の矛盾――参院選・自民圧勝

■外交■
政治家の失言――日米開戦七十年
日米首脳会談
日中国交正常化から四十年
戦力とは、自衛とは何なのか
9・11以後

■日本の農■
食の主導権がない日本――TPP
「経済活性化」という言い訳――TPP交渉参加
農を棄てる気か――田植えの時期に思う
実りの秋
農協改革――大地を守る人の声を聞け
グローバル化は勇み足
自前の農――遺伝子組み換え食品
土も言葉もあやふや――土地の日

■地震・原発■
原爆と原発――迷走の過ち、再び
地震予知――確率より、各々の心構え
教訓どう生かす
防災の日――人災を考える
忘却への警告――地震列島
日本人が試されているゴミと原発
失った物を支えに
教訓
停止避ければまた依存――原発再稼働
収束は国民が決める


U
■自然・科学■
科学者――STAP細胞とは何だったのか
薬品漬け
自然への畏れ、希薄に
使い捨て社会のツケ――トンネル崩壊
公害と自然破壊

■日本という国■
礼儀への憧れ
スポーツとスローガン
民放育ち
宝塚
正月の団欒
文化の日
暮らしの知恵、工夫

■高齢化社会■
脳梗塞
シャンソン
雪で孤立する恐怖
敬老
古き良き日本を思う
正月の迎え方
弱者淘汰

■若者たちへ■
豊かさが生んだ殺風景――いじめ
暴力・体罰
ストーカー殺人
メール
新社会人
占い
危険ドラッグ
安全神話を疑え
でこぼこ道、歩む気概を
少子化

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
野坂昭如(ノサカアキユキ)
1930年神奈川県鎌倉市生まれ。63年『エロ事師たち』が三島由紀夫、吉行淳之介らに絶賛され、注目を集める。同年「おもちゃのチャチャチャ」でレコード大賞作詞賞。67年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で直木賞を97年『同心円』で吉川英治文学賞、2002年「『文壇』およびそれに至る文業」で泉鏡花文学賞受賞。03年、脳梗塞で倒れて以来、リハビリ中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【毎日新聞「七転び八起き」(2011.9.17〜2014.8.19連載)単行本化にあたり、加筆再構成して2014年9月発行/2015.5.8読了】

【備忘録】
■憲法■
戦争を想定する――日本国憲法
・日本の平和のために憲法を変えるというのなら国民がしっかり考えて結論を出すべきである
・時の権力ごと(に)解釈を変えるなど世の中は戦前に戻るだろう

■戦争の記憶■
甦る、戦争の気配――空襲の月
・戦争の話はもはや生き残りの愚痴にすぎない。だが近頃あの時代の空気そのままに甦ろうとしている気配がある。多分、間違ってはいない

戦争と女性と人権――従軍慰安婦
・悲劇の根っこを認識すること。そして根は根で断たねばならぬ。それが大前提

■政治■
国政と都政――都知事選告示に思う
・マスコミを鵜呑みにしてもいけない。そして最も危ないのは無関心

■外交■
日米首脳会談
・安倍さんの生い立ちをみれば、まずは純粋培養。良くも悪くも素直。だが、極端から極端に走る危なっかしさがある。

9・11以後
・もう少し世間は敏感になるべきだ。面倒臭がらず、何にしたって考えること。
・同時多発テロを含め、軍事力では何も解決できないことは立証されている
・もはやアメリカ中心の時代に戻ることはない
・日本は自ら考え、物事の本質を見極める目を養わなければならない

■日本の農■
食の主導権がない日本――TPP


■地震・原発■
忘却への警告――地震列島
・戦争は政治の手段であり、核実験はその最たるもの
・権力者というのはいずこも同じ。権力の誇示、さらに言えば男らしさなどというものにこだわる。結果、破滅の道をたどる

ゴミと原発
・日本人は戦後を境に、はっきり卑しくなった。かつ傲慢。
・ゴミを吐き出しながら、大量生産方式の矛盾はそのまま。考えない
終末処分
・カラスを減らせば済む問題ではなく、大量のゴミを吐き出しながらの生き方を見直すことの方が先決
・石原元都知事にまず問うべきは「都政を途中で投げ出した無責任」について
・マスコミの常だが、浮かれマスコミが問題の核心をわからなくしている

教訓
・相手の言い分も聞き、こちらの言い分も喋って、あくまでも話し合いの上で解決するしかない。ここでいたずらに感情的にならないことが大事。

停止避ければまた依存――原発再稼働
・日本人には適応能力が備わっている。昭和20年8月15日を境にすべてがガラリと変わったが、与えられた環境に従事しつつ前を向いていた。日本人は柔軟であり、同時にしたたか。
・自然災害は人智を超えている。避ける術はない。

■自然・科学■
使い捨て社会のツケ――トンネル崩壊
・戦後の日本は道路やハコモノを造るだけ造った。その維持・管理については本気で考えてこなかった。使い捨てのごとく扱ってきた。そのツケがいま来ている

■日本という国■
スポーツとスローガン
・政治家は大風呂敷を広げるもの。マスコミ風呂敷の内容を検討するのが役目。世間には風呂敷の中身を点検する責任がある
・世間も政治家も短い標語に慣れてしまっている。短いほうが間違えやすいことは戦争中を考えればよくわかる
・戦争中は短い言葉、スローガンがむやみにもてはやされた
・スローガンは人を思考停止にさせる
・目的を持つのはいいが、スローガンが目的になってはいけない

文化の日
・人間の生きる基本は他を意識すること。その立場にたってものを考えること

暮らしの知恵、工夫
・日本経済の立て直しを言う前に、堕落の道をたどった日本の来し方(過ぎ去った時。過去。)を検証する方が先

■高齢化社会■
雪で孤立する恐怖
・太古より自然現象がまずあって、そこに人間が手を加えて暮らしているのだ。現在はそれを忘れがち

正月の迎え方
・年始めに地獄についての想像力を鍛えることをおすすめしておく

弱者淘汰
・今の世の中の仕組みは若者が生きにくい形となっている〜一応豊かな日本ということになっているが、唯一ないものは未来。若者は生物としてそれを察知している
・高齢者の犯罪には、その背景に孤独がある
・人間らしく生きて死ぬ。この当たり前が通用しない世の中

■若者たちへ■
豊かさが生んだ殺風景――いじめ
・いじめは子供をとりまく環境すべてに責任がある
・福島、沖縄を無視するのは国をあげてのいじめ

暴力・体罰
・本来学校はけじめをつける場所
・子どもたちは取っ組み合うことで痛みを知り、相手の気持を考えるようになってきた

大島渚著作集 第1巻

ストーカー殺人
・自分を確かめるには他人の存在が必要。この他社との確かめが人間を成長させる
・機械を通してのやりとりを否定はしないが、短絡的、身勝手な思考の若者を生む土壌であることも否めない

メール
・オウム真理教は、単なる無知な若者が集っただけ
・若いうちは人生の幅を狭く感じる。本当は一番広い時なのに
・多少の寄り道こそ人を豊かにする。今はこの寄り道がしにくい世の中

新社会人
・人間も企業も挑戦する心を失っては死んだも同じ
・何かにすがるのは悪いことではない。だが他人に押しつけることから争いが起きる

危険ドラッグ
・人間というものは物に頼りやすい。依存症は覚醒剤など薬物に限らない。酒、タバコ、女、男、賭け事、買い物、携帯端末etc
・マリファナより酒やタバコの方が習慣性がある

安全神話を疑え
・今の日本は、その場しのぎというか、いわゆる対症療法に終始している
・大人たちは若者の想像力を奪ってきた

でこぼこ道、歩む気概を
・猫も人間も女が強い
・今の大人に学ぶより、先人の知恵を生かしたほうがいい。日本の良さを改めて考えることから将来ははじめる

少子化
・出生率低下には女性たちの漠然とした危機感があるのではないか。母体の栄養不足はあまりないと思うが、添加物だらけの食品、農薬、大気汚染、自然破壊
・今を生きる女性たちが子供を産むことをためらっても何の不思議もない


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:17| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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