2016年02月16日

プロ野球16球団拡大構想が国会で取り上げられた件を前振りに、「左翼も右翼もウソばかり」

本題に入る前に、昨日(15日)午前の衆院予算委員会で、自民党の後藤田正純氏の質問に出たプロ野球の16球団への拡大構想の件。
あと4つ増やすとすれば、松山、静岡、長野(または新潟、石川、富山)、熊本(または鹿児島、宮崎)にフランチャイズを置くことになるかと思いますが…
つ:ルートインBCリーグ

これらの独立リーグとNPBのファームとの交流を活発にする方法もあるし…
そのあたりも含め他の野球クラスタの方の見解は(侍ジャパンの小久保裕紀監督が3月5、6日の台湾との強化試合の代表選手26人を発表した件の詳細も含め)こちらをご覧いただくとして、
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国会(政治)つながりでこの本。

左翼も右翼もウソばかり (新潮新書) -
📖左翼も右翼もウソばかり

管理人自身は、そもそも左右のクラス分けに意味がないと思っているわけで…

・憲法改正→70年もたっているのだから時代に合うように改正した方がいい

・原発→なくても電力需要が足りるのなら再稼働はしない方向で。あらゆる安全性を検討したうえで技術力の維持のために最低限必要なものだけ稼働

・税制→直間比率を見直し、給与からの源泉徴収を廃止することが前提なら、消費税率上げもやむなし。

・行政機構→国は外交・軍事などの国家レベルでしかできないことに特化した小さな政府へ。多くの権限は地方へ移管。ただし、今の都道府県、市町村の単位を見直して生活圏ベースの行政単位に再編成

という主張の管理人は左翼?右翼?


📖古谷経衡「左翼も右翼もウソばかり」(新潮新書
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
もうウソにはうんざりだ。いかに事実と異なろうとも、人は見たいものを見てしまう。「日本は戦争前夜」「若者が政治に目覚め始めた」「福島はまだ危険だ」「中国はもう崩壊する」…左翼は常に危機を煽り、右翼は耳に心地いい情報だけを信じる。巷にあふれる言説の多くは、論者の身勝手な「願望」の反映に過ぎない。注目の若手論客が、通説・俗説のウソを一刀両断!騙されずに生きるための思考法を提示する野心作。

【目次】
まえがき
序章 “やましさ”と同居する願望
(自民党惨敗予測/議席予測は願望の産物/過大評価された「ネット右翼」/願望の力/不都合な真実を見つめよ)
第一章 「二つの吉田」誤報事件と朝日新聞の「願望」
(朝日新聞の失敗/スクープへの懐疑/構造的問題/「思い込み」というゴマカシ 大本営の願望/「大日本帝国は負けない」/角度をつけるという悪癖/産経の願望と角度/意外な展開/自衛隊は愛されている)
第二章 福島が危険であって欲しい、という願望
(攻殻機動隊の世界/当初は楽観論も多かった/根強い悲観論/がんは増えていない/健康被害があってほしい/『美味しんぼ』騒動/社会派グルメ漫画/科学的である意味とは/非科学が差別を生む/隔離政策の罪/エイズと差別/ハレー彗星とノストラダムス/オウム真理教とオカルト/科学的思考の意味/『美味しんぼ』と差別/放射線は体に良くない
第三章 安倍首相が「危険な政治家」であって欲しい、という願望
第二次安倍内閣の発足/平和の破壊者は安倍首相?/ヘイトスピーチに異を唱えた首相/ナチは選挙で過半数を得ていない/一票の格差/国民の意思とは/高支持率を維持/国民の安全保障意識/隠された野望理論/安倍首相の本心を読む人たち/「本心」なんてわからない/『カプリコン・1』の世界/左翼の衰退/安倍首相はタカ派なのか/伝統的な自民党政権)
第四章 「若者の右傾化」というウソ
(「ぷちナショナリズム」という誤解/ネット右翼は街にいなかった/田母神候補人気の衝撃/右傾化肯定論/幻の「若者人気」/若者の愛国心は結構薄い/右派の勘違い/そもそもネットは若者のものではない/若者への強烈な願望/若者にウケたい/本当の若者と向き合わない人たち/若者は冷めている)
第五章 「若者の草食化」「若者の○○離れ」というウソ
(若者はいつでも性欲旺盛/景気と恋愛/少子化は性欲と無関係/劣悪な賃貸住宅/持ち家政策のツケ/性欲のせいにするな/若者はクルマが好き/クルマ離れは政治のせい)
第六章 「クールジャパンで文化外交」という願望
(クールジャパンに盛り上がる政権/中国と日本アニメ/文化はどのくらい力を持っているか/製品はその国の代表者ではない/だから「クールジャパン」はズレている/誤解だらけのソフト・パワー/改竄されたソフト・パワー論/反日暴動の教訓)
第七章 「中国は滅亡する」という願望
(中国崩壊のシナリオ/大気汚染は崩壊の原因にならない/元寇と中国崩壊論/中国海軍の台頭/現実的脅威として中国を捉えよ)
終章 願望よりも意志を持て
(詐欺被害者の心理/未来のための勇気を)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
古谷経衡(フルヤツネヒラ)
1982(昭和57)年札幌市生まれ。著述家。立命館大学文学部史学科(日本史)卒業。インターネット、ネット保守、若者論などを中心に言論活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2015年9月発行/2015.12.31読了】

【備忘録】
序 章 やましさ≠ニ同居する願望
・よく人間は「自分の見たいものしか見ない」と言われる〜現実の世界を自分の都合の良いように解釈したりして補正

第一章 「二つの吉田」誤報事件と朝日新聞の「願望」
・「思い込み」というゴマカシ
・自衛隊は若者・新卒者からすれば安定した就職先として募集定員を上回る応募がある

第二章 福島が危険であって欲しい、という願望
美味しんぼ」は「グルメ漫画」というより、「グルメ」に仮託した作者のオピニオンが強く投影される「蘊蓄(うんちく)漫画」
美味しんぼ 104 食と環境問題 (ビッグコミックス) -
美味しんぼ 104 食と環境問題 (ビッグコミックス・2009年) 」では福島原発事故前から強い脱原発の考え方を有していた。ゆえに、「綿密な調査に基づいた中立的な結果を願望で上書きにしたもの」
・非科学が差別を生む〜2003年11月アイレディース宮殿黒川温泉ホテルハンセン病元患者宿泊拒否事件
>ちなみに、管理人は2000年9月にこのホテルの離れ(という名の小屋)に宿泊。ここでシドニー五輪での高橋尚子女子マラソン金メダルを見た記憶が…
ダラス・バイヤーズクラブ [DVD] -
ダラス・バイヤーズクラブ」〜エイズは「ゲイの伝染病」という非科学的な偏見からくる差別と戦う主人公の物語
・科学と非科学を分けることは極めて重要〜ノストラダムスの予言を行動によって実現しようとした麻原彰晃はじめオウム真理教のようにオカルトに至る
・原爆被爆者の子供に放射線の遺伝的影響を生じたという証拠は得られていない(放射線影響研究所

第三章 安倍首相が「危険な政治家」であって欲しい、という願望
・ナチスはドイツの国会の議席の過半数を得ずに政権を掌握したが、第二次安倍内閣は選挙で過半数の議席を得て誕生している〜ヒトラーと安倍首相を同一視するのはおかしい
・むしろ、一般投票の総得票数ではゴア>ブッシュだったのに対し、大統領選挙人の勝者総取りシステムによブッシュ当選となった2000年の米国大統領選挙の方が「民主的正当性」に欠けていると言わざるをえない
美しい国へ (文春新書) - 美しい国へ」(安倍晋三著)
・憲法改正は自民党の結党以来の党是
・世間の動向も時代に合わない日本国憲法を見なおしたほうがいいという意見が増えている。安倍首相の憲法改正への意気込みはそういった国民の皮膚感覚をトレースしたもの
わが闘争 (まんがで読破) -
わが闘争」はあくまでもヒトラー個人の野望でドイツ国民の支持を得られたものではなかったが…
・反安倍氏の主張は、自分が好意を持っている女性が、自分ではなく他の男に惹かれるのを見て「きっとあの男に騙されているのに違いない」と思い込みたい心理と一緒。
民主主義の敵は安倍晋三 (佐高信の緊急対論50選) -
民主主義の敵は安倍晋三 (佐高信の緊急対論50選)」では「安倍晋三は『日本を戦争のできる国』にし、今すぐにでも戦争を始めかねないありさま」と断じているが、安倍氏が自らの言葉で「戦争を肯定」したことはないのに、隠された野望を持っていると、勝手に本心を決めつけている。人間の本心なんて本人にしかわからないのに。
・安倍政権は若者、弱者に対する保護・救済政策に極めて弱く、典型的な「外交タカ派・大企業優先の経済政策」のドクトリンを採用してきた自民党「清和会」の遺伝子をそのまま受け継いでいるだけ(米国の共和党的)。良くも悪くも西側諸国に普遍的に存在する典型的な保守政権にすぎない

第四章 「若者の右傾化」というウソ
ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義 (中公新書ラクレ) -
ぷちナショナリズム症候群―若者たちのニッポン主義/香山リカ」は「若者が軽い感覚で愛国心を叫ぶようになっている」というイメージを広げることに十分な役割を果たしたことは間違いはないが、「ナショナリズム」に強い警戒感を持っているがゆえの誤解。当時その若者の中にいた著者から見た限りでは政治的にはなんの偏りもなかった。
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論 -
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論」や「新しい歴史教科書をつくる会」といった保守的な勢力の支持者とは最も遠いところにいた
・ネット右翼は街にいなかった〜インターネット利用層は2002年頃のADSL普及開始期でも30代が圧倒的に多く(2015年現在では40代)「純然たる若者」の世界ではなかった
・2014年の東京都知事選で田母神俊雄氏へ20代の24%が投票したというのは、20代の投票率28%をかけると同世代の7%の支持にすぎない。
ネット右翼の終わり──ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか -
ネット右翼の終わり──ヘイトスピーチはなぜ無くならないのか
若者を”利用”する右翼と左翼〜2014年8月13日付の京都新聞(Web版)では7月1日、政府が集団的自衛権の憲法解釈変更を閣議決定して以来、共産党への入党者が急増、その中でも若者の入党者が急増している、という記事の中で「入党者のうち39歳以下が3割を占めるなど若者が多く〜」と39歳以下を若者として定義。
・若者はどの方向も向いていない

第五章 「若者の草食化」「若者の○○離れ」というウソ
・モテない人が「(異性に)興味がない」くらいのことおいうのはいつの時代でもおかしなことではない
・むしろ、若者の可処分所得が昔より減ってデートにもお金がかけられないことを問題にすべき
・持ち家政策は正規雇用と年功序列賃金制を前提にしたもので、その分賃貸住宅が劣悪なままであることの方が少子化の要因としては大きい
・自動車免許取得率が下がっているわけではないので、若者がクルマに関心がないのではなく、維持費が高くて買えないだけ。カーシェアリング・ビジネスは伸びているし
・「若者の○○離れ」は若者が主体的に離れていったのではなく、離れざるを得なかっただけで、政策の失敗の責任逃れの言い訳にすぎない

第六章 「クールジャパンで文化外交」という願望
・製品はその国の代表者ではない〜現にプロイセンのビスマルク宰相もフランスと戦争はしつつも、フランスワインを愛飲「愛国心と舌は別物」
・ゆえに、日本のアニメに好意を持つ中国人が増えても、反日感情はおさまらないだろう
千と千尋の神隠し [Blu-ray] -
千と千尋の神隠し」の金熊賞も作品が評価されただけで、日本という国の立場やイメージ向上にはほとんど貢献していない

第七章 「中国は滅亡する」という願望
・経済の崩壊と国家の分裂は別物
>(昔から中国分裂・崩壊を言っている)長谷川慶太郎氏、渡部昇一氏、日下公人氏www
・元寇での日本の勝因は「神風」が吹いたことよりも、鎌倉武士の徹底抗戦の結果
・中国のGDPが日本を超えたのは歴史的に見て通常の時代に戻っただけ
・願望では中国は崩壊しない

終章 願望よりも意志を持て
・やましさに付随する願望〜詐欺被害者の心理


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:23| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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