2016年08月20日

8月19日のリオ五輪、プロ野球関連をからめ、『日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか』

まずは、現地時間19日のリオ五輪の件。
ここまでは寝ている間の出来事で、
こちらの方は中継を見ていたんですが…
そのあたりも含め、さらに詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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Screenshot_2016-08-18-08-13-25.jpgScreenshot_2016-08-19-08-11-53.jpg←新規に獲得したポケモンはさておき、
リオ五輪の件はどうしても日本人選手のことが中心になるのは仕方ないところ。その日本つながりで、この本。
日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか (PHP新書) -
📖日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか (PHP新書)

言われてみれば、ああそうですか。

以上終了(..;)

📖福島清彦「日本経済の「質」はなぜ世界最高なのか」(PHP新書)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
世界各国はすでに経済拡大よりも国民の幸福度を高める戦略を採っている!GDP600兆円よりも日本人が幸せになる政策を語ろう。

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 そもそもGDPとはーその知られざる本質
(端緒は為政者が次の戦争に備えるための統計/初めて四半期ごとの国の生産高を計算したクラーク ほか)
第2章 国連の新統計で世界一位に君臨した日本
(「イスタンブール宣言」から『スティグリッツ報告』へ/客観的な「暮らしの質」を八分野に分けて論じる ほか)
第3章 世界はもう超GDP戦略に舵を切っている
(イギリス政府が重視する「隠された富」とは何か/ケインズの驚くべき予言「わが孫たちの経済的可能性」 ほか)
第4章 GDP六〇〇兆円という目標は正しいのか
(いまの日本が二%成長するのはとてつもなく難しい/一二〇〇兆円の借金があって年間六兆赤字を減らしても… ほか)
第5章 これが日本経済の「質」を強化する政策だ
(わが国における新しい四資本の統計を整備せよ/四資本の残高を高めるための具体策 ほか)

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
福島清彦(フクシマキヨヒコ)
1944年兵庫県生まれ。一橋大学経済学部卒業。同大学院修了後、毎日新聞社に入社。プリンストン大学留学を経て、78年野村総合研究所に入社。ワシントン、ニューヨーク、ロンドンに勤務。この間、米ブルッキングス研究所客員研究員。2005年より立教大学経済学部教授。10年から15年まで同大学特任教授。第一回高橋亀吉賞、第一回大来佐武郎賞、第九回日経BizTech賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2016年2月発行/2016.4.17読了】

【備忘録】
第1章 そもそもGDPとはーその知られざる本質
・GDP(Wiki)〜国内総生産(こくないそうせいさん、英:Gross Domestic Product、GDP)は、一定期間内に国内で産み出された付加価値の総額のことである。
・GDPとはもともと、個人の福利厚生度や幸福度を計算するために作られた統計ではない。為政者の立場から、各部門の生産量と各階層の所得と担税能力を把握し、次の戦争に対する備えをしておくための統計

第2章 国連の新統計で世界一位に君臨した日本
スティグリッツ国連報告 -
・「スティグリッツ国連報告」(2009/9/21・PDF
〜GDPによる生産高の統計よりも、個人の暮らしを強調すべきである
〜「暮らしの質」のはかる単一の指数を作ることにも否定的
・「暮らしの質」とは
@個人的な満足度(主観的な「暮らしの質」
A人が果たしている諸機能と、諸機能を果たせる能力(客観的な「暮らしの質」)
〜健康(平均寿命と罹病率)、教育、個人的諸活動(賃金労働の時間と質/無報酬の家庭内労働/通勤時間/余暇時間/住宅状況)、政治への発言と統治、社会的つながり、環境条件、個人の身の安全、経済的な不安定)
B経済的な幸福度の公正な割り当て(fair allocation)
・GDPを越える指標として4つの資本
@国民の頭脳力である人的資本〜人口の量と質、育児、住宅、学歴、教育予算、健康資本。
A人が生産した資本〜民間設備投資、政府投資
B国民の信頼関係である社会関係資本〜共助支援
C農業や鉱物資源を中心とした天然資本
・日本はすべての資本に高い水準。特に社会資本については世界一だと推計
>ドライスデール教授(豪州国立大学・経済学)が日本で電車の網棚にPC入りバッグを置き忘れたけど、無事に返ってきたとか、都内でタクシーに乗ったとき運転手が道を間違えて正規料金より高い料金になったけれど、お代を受け取らなかったとかの個人的体験に基づく評価か?!
・GDPでは個人の幸福度だけでなく、国全体の経済成長の持続可能性も測れない
21世紀の資本 -
ピケティ「21世紀の資本

第3章 世界はもう超GDP戦略に舵を切っている
・国民に「お節介」を焼くことも政府の仕事になった
・問題なのは、世界も社会も経済も変わってしまったのに、計測指標がそれに歩調を合わせていなかったこと
・オバマ大統領の掲げた「ミドルクラス・エコノミクス
〜GDP成長率の数値目標よりも教育と製造業への政府投資によって、国民の福利厚生度を高めていく

第4章 GDP600兆円という目標は正しいのか
・資産効果による消費拡大は国全体でみれば限られたものである
・景気が回復して資金需要が増えて金利が上がれば銀行が大量に保有している国債の価値が下がる→銀行が赤字となり、債権回収に動き企業は金が借りられない
・マイナス金利は日銀ではあまり効果はないだろうけど、少しでもよくなればと考えているのかもしれない
・問題は大都市圏の住居が狭いがゆえ、出生率が低くなること
・安倍政権の小さいな政府、財政赤字削減指向では、個々人の暮らしの質は向上しないだろう

第5章 これが日本経済の「質」を強化する政策だ
<四資本>
@人的資本〜人口の「量の確保」(育児手当、住宅確保、住宅供給)と「質の向上」(学歴向上、教育予算の充実、健康資本)を
A生産した資本〜民間設備投資と政府投資の水準を維持せよ
B社会関係資本(人と人との信頼関係)〜大切なのは住民による共助への支援
C天然資本〜農業への新規参入をもっと儲かるものに

<GDP>
@研究開発強化
A所得格差是正
Bエネルギーへの政府投資拡大を

・衣食を足りて「礼節」を知る〜得られた心のゆとりを生かして、善なるもの、美なるもの、そして真実を追求していこうという方向

【参考書評等】
久垣啓一のブログ
天切りカズの闇がたり
airashelloのブログ
Amazon書評
読書メーター
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一方、昨日のプロ野球の結果
8月19日のパ・リーグ
◇オリックス0―3楽天(京セラドーム大阪)
 楽天は七回、ウィーラーの左越えソロで先制、九回に銀次の右翼線適時二塁打などで突き放した。安楽は今季初勝利。オリックスは5連敗。

◇西武5―3ロッテ(西武プリンスドーム)
 西武が4連勝。1軍復帰した中村の2ラン、山川の2発など計4アーチ。ロッテは西武戦8連勝中だった石川が五回で降板し、3連敗。

◇日本ハム0―3ソフトバンク(札幌ドーム)
 ソフトバンクは一回に今宮のソロ、二回は吉村の2ランで試合を優位に進めた。和田はリーグトップの13勝目。日本ハムは5連勝でストップ。

8月19日のセ・リーグ
◇中日2―0DeNA(ナゴヤドーム)
 中日は四回、杉山の適時打で先行。八回は相手の失策に乗じて1点を加え、4人の継投で逃げ切った。DeNAは今季10度目の零封負け。

◇巨人6―3阪神(東京ドーム
 巨人は一回、村田の適時打などで2点を先行。追いつかれた直後の五回は阿部の2ランで勝ち越した。田口が9勝目。敗れた阪神は、打線が中盤に3点ビハインドを追いつくも先発・メッセンジャーが精彩を欠き、3連敗。

◇広島6―4ヤクルト(マツダスタジアム)
 広島は4連勝。2点を追う八回、鈴木のソロ本塁打と丸の3点二塁打で逆転。九回を中崎が抑えた。ヤクルトは継投が誤算だった。
昨晩は東京ドームの試合を2回裏から見ていたわけですが、所感は上記Tweetの引用だけにして、その試合も含め個々の試合に関する詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:26| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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