【9月14日のパ・リーグ】このうち、BS朝日で中継していた甲子園の試合をメインにNHK BS1で中継していたQVCマリンの試合を午後7時以降ザッピングしていたんですが、
◇西武2―1ロッテ(QVCマリン)
西武は十一回、浅村が勝ち越し本塁打。10回1失点の岸に勝ち星をつけた。ロッテは角中のソロで追いついたが、5番手の内が打たれた。なお、この試合で西武・岸が通算1500投球回を達成した。
◇オリックス11―1日本ハム(札幌ドーム)
オリックスが先発全員安打で快勝。新人の吉田正が2本塁打を放ち、計6打点を挙げた。日本ハムは有原の乱調が響き、2位に後退。
◇ソフトバンク13―0楽天(Koboスタ宮城)
ソフトバンクが首位浮上。先発全員安打で今季最多の19安打を記録。二回に打者11人で6点を奪った。武田は自己最多に並ぶ13勝目。
【9月14日のセ・リーグ】
◇ヤクルト3―2DeNA(神宮)
ヤクルトはバレンティンの30号ソロで先行。五回は雄平の2点適時打で加点した。石川は八回途中までDeNA打線を3安打に抑え、7勝目。
◇広島6―4阪神(甲子園)
広島が阪神に4連勝。七回に守りのミスが絡んで逆転されたが、八回に安部の右越え2点二塁打で再逆転した。阪神はサターホワイトが誤算。甲子園って何故かスピードガンで球速が出にくい球場。そこでの160キロ、まして190以上の長身で腕の長い選手ならなお速く見えるだろう。
— ドックン (@dockn) 2016年9月14日
けど、今年の藤浪は成績が振るわない。制球難は以前からだけどフィ...https://t.co/rAkcsS17wv #NewsPicks
◇中日5―4巨人(ナゴヤドーム)
中日が今季4度目のサヨナラ勝ち。十一回2死満塁で大島が右越えに決勝打を放った。巨人は菅野が7回1失点と好投したが救援陣が崩れた。
ssasachan / スーパーサウスポーあさちゃん。
1点差ならまだわからなかったけど、2点差にされてはなあ。今年は徹底的に広島、巨人に負けて、来年以降油断させるという長期的作戦か? at 09/14 20:08
これで昨日の実況Tweet終了。
ということは、7回裏からもう一波乱あったところを見逃したので、ダイジェスト動画を貼っておきます。
この試合に関する詳しいことはこちらをご覧いただくとして、
↓ ↓ ↓
野球とは全然関係ないけど、読了の古い順からこの本へ。
長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか? -
「近藤誠理論」に疑問を投げかけている本は、以前に村田幸生・著「近藤理論に嵌まった日本人へ 医者の言い分」(祥伝社新書) 【当ブログ書評】を読んでますが、どちらも完全否定ではなく、従来医療にも疑問を投げかけているわけで、いわゆる「中庸」という立場。それが一番難しいですよね。
📖長尾和宏「長尾先生、「近藤誠理論」のどこが間違っているのですか?」(ブックマン社)
【本書の内容】
●第一章 【マンガ】「ハーメルンの笛吹き男」
●【本書を書く理由】どうして「近藤誠本」が売れ続けるのか?
●第二章 「私は、手術も抗がん剤もしたくありません。近藤誠さんの本を読んだからです。間違っていますか?」
・がんに殺されるのではなくて、抗がん剤治療に殺される!?
・医者の「押しつけ」は、大病院も近藤誠氏も同じ!?
・ステージW患者が食い物に!?
・ステージWのがんでも、5年生存どころか完治することもある!?
・「余命宣告」は、がん治療に持ち込むための脅しである!?
・「余命3カ月のウソ」の嘘!?
・がんは、本物のがんと〈がんもどき〉の2つに分けられる!?
・暴れずにじっとしている「がん」もある!?
・良い医者、悪い医者の見分け方がある!?
・どんな名医でも、がんの診断を間違えることはある!?
・急いで手術をしなければならない状態はある!?
・がんの手術をしても寿命が延びたというデータはない!?
・おとなしかったがんが、手術で暴れ出す!?
・手術の前から腹膜に播種しているケースが多い!?
・逸見さんのケースは現在は通用しない!?
・患者は実験台? 医療とは、失敗学の積み重ね!?
・「医者に殺される」とはどういう意味!?
・抗がん剤は、「毒」なのか!?
・勘三郎さんの手術は失敗だったのか!?
・「医師に殺された」と言うのなら、放置療法だって同じこと!?
・転移≒死 ではありません!
・小澤征爾さんは、〈がんもどき〉だった!?
・近藤誠氏のがん研究は、川口浩探検隊か!?
・「がんを忘れるのが一番」って無責任じゃないか!?
●第三章 【対談】長尾和宏×渡邊こずえ「放置していたら、今はない」
<コラム>
・ステージW。抗がん剤治療を拒否したのに、腫瘍マーカーが10分の1に
・年に一度の健康診断では、がんが見つからないこともある
・医者はどんなふうにがんを告げるのか?
・未承認の抗がん剤を使うにはどうすればいいか?
・抗がん剤を選んでくれと言われて戸惑う患者さん
・患者さん本人不在で治療方針を話し合う大病院がまだ存在する
【著者紹介】
長尾和宏
●1984年東京医科大学卒業、大阪大学第二内科に入局。1995年兵庫県尼崎市で開業。複数医師による年中無休の外来診療と在宅医療に従事。医療法人裕和会理事長、長尾クリニック院長。医学博士、日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本禁煙学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本内科学会認定医、関西国際大学客員教授、東京医科大学客員教授。『平穏死 10の条件』『抗がん剤 10のやめどき』『ばあちゃん、介護施設を間違えたらもっとボケるで!』『家族よ、ボケと闘うな!』『長尾和宏の死の授業』(すべて小社)など著書多数。
【2015年7月発行/2016.5.9読了】
【備忘録】
第1章 マンガ「ハーメルンの笛吹き男」
本書を書く理由ーどうして「近藤誠本」が売れ続けるのか?
・人間とは平和であればあるほど悪口に飢える生き物
・自分が感じていた不平不満が活字になっていれば、なんだか胸のつかえがおりる
・近藤誠氏の出発点は、現代医療に対する「怒り」であったはず
「患者よ、がんと闘うな」はよかったが、ここ数年の、極論・暴論には首をかしげる点が多くなった
・若くて十分に治療可能な状態なのに、がん治療を一切拒否する患者が増えている
第2章 「私は、手術も抗がん剤もしたくありません。近藤誠さんの本を読んだからです。間違っていますか?」
・長尾和宏が提唱する 抗がん剤10のやめどき
1.迷った揚句、最初からやらない
2.抗がん剤治療開始から2週間後
3.体重の減少
4.セカンドラインを勧められたとき
5.「腫瘍マーカーは下がらないが、できるところまで闘いましょう」と主治医が言ったとき
6.それでもがんが再発したとき
7.うつ状態が疑われるとき
8.一回治療を休んだら楽になったとき
9.サードラインを勧められたとき
10.死ぬときまで
・現在の日本の病院における「インフォームドコンセント」と患者側ではなく医療者側を守るためのもの(近藤、長尾両医師とも同意見)
・末期がんでは抗がん剤治療がかえって悪影響を与える場合もあるが、早期がんには抗がん剤は有効
・近藤誠理論は、現在の行き過ぎた一部の治療行為に対して警告を鳴らすための必要悪かもしれない
・「余命宣言」に意味はない。著者は大嫌いで、患者にそれは言わない。たいていの医者は短めにいう
・突然QOLが落ちるのががんという病。その前まで普通の生活がわりと保たれるのが特徴
・PETは、がんが確定した人の進行度や治療効果の評価のために行うものであり、元気な人が毎年受ける検査ではない
・体内にいる細胞世界と人間社会というのは非常に良く似ている。相似形(フラクタル)
・エリザベス・キューブラ=ロスの死への5段階説
@否認〜自分は死ぬなんてありえない
A怒り〜なぜ自分が死ななければならないのか
B取引〜どうにかして、死なずに済みますように(神頼み)
C抑うつ〜無力感からのうつ状態
D受容
・いつの時代でもトリックスターというのは、その理論は単純明快で魅力的に見えるけれども、得てしてその先の市民の幸福までは考えていない(近藤医師は橋下徹氏に似たところがある)
・20年前の逸見さんの例を取り上げるのはもうやめましょう
「中村勘三郎 最期の131日」
・がんで壮絶な死に方をすると、亡くなったあとで医療否定を繰り返す医師の餌食になるという皮肉
第3章 対談 長尾和宏×渡邊こずえ「放置していたら、今はない」
・どうせ先がないのなら、とことんやりたい
エピローグー中庸を生きる、ということ
・間違った情報を鵜呑みにして後悔する患者さんを増やさないためにこの本を書いた
・物事を良い/悪いの二元論に落とし込むのは簡単だが、本当に選ぶべき道は「中庸」にある
・「中庸」とは「間をとる」とか「五分五分でいく」と意味とはちょっと違う。どちらにも偏らない、ぶれない個心も持ち方を示した言葉
【参考書評等】
・Amazon書評
・読書メーター
【ご参考:過去の長尾先生の本の当ブログ書評】
・「医療否定本」に殺されないための48の真実
【ご参考:過去の近藤誠先生の本の当ブログ書評】
・医者に殺されない47の心得 医療と薬を遠ざけて、元気に、長生きする方法
・近藤誠の家庭の医学