2017年05月30日

あなたの常識を論破する経済学/三橋貴明

あなたの常識を論破する経済学 (経済界新書) - 📖あなたの常識を論破する経済学 (経済界新書)

「経済」とは「経世済民」の略で「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」ということ。

そのもともとの意味は、「世のため人のため」ということ

なので、「個別最適」を求めすぎてみんなが経費の削減に走れば、「合成の誤謬」で全体のパイはかえって縮小する。

なんてことは書いてませんが、消費税を上げた結果、国民各位が節約に走れば税収は増えない。

これは、1997年に消費税を3%から5%に上げたときに実証されてます。

というのは以前紹介した上念さんの本に書いてあったことですが…
財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 (講談社+α新書) -

📖三橋貴明あなたの常識を論破する経済学 指標が物語るウソと真実」(経済界新書
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「間違ったデフレ対策」「国の借金と消費税増税」「混乱のアベノミクス」「原発とエネルギー問題」…政府は嘘のレトリックだらけ!経済力とは、国民がモノやサービスを生産する力!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 デフレ脱却に「法人税減税」は不要である
第2章 財務省のレトリックにはもう騙されない
第3章 アベノミクスは巻き返せる!?
第4章 公共事業は本当に「悪」なのか?
第5章 「エネルギー安全保障」は強化する段階に来ている
第6章 不平等な結果を招いた統一通貨ユーロの誤算
第7章 TPPは海外企業・投資家に特権を与える不平等条約

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
三橋貴明(ミツハシタカアキ)
経済評論家。1969年東京都生まれ。94年東京都立大学(現・首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に三橋貴明診断士事務所(現・経世論研究所)を設立。単行本執筆、テレビ・ラジオ番組への出演、講演などに活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2016年9月発行/2017.3.5読了】

【備忘録】
まえがき
・失業を放置しておくと(技術の伝承が出来ず)発展途上国へ転落
・人手不足を安易で外国人労働者で埋めると将来の国民に供給能力が不足する国民経済を残す
・伊勢神宮の式年遷宮の意義
・将来の日本国民のために、国民経済を強化し、強靱な経済を引き継ぐことは、現在の日本国民の義務である
・経済力とはお金の話ではなく、国民がモノやサービスを生産する力

第1章 デフレ脱却に「法人税減税」は不要である
・投資の拡大がデフレ脱却に貢献〜政府がカネを使うべき
・平均概念で「潜在」GDPは測れない

第2章 財務省のレトリックにはもう騙されない
・必要なのは増収であって増税ではない
・消費税を上げるとかえってギリシャ化への道へ
・そもそも国の借金は国民の借金ではない(国民は債権者)
>このあたりは前述の上念さんの本につながるのでそちらで詳しく
財務省と大新聞が隠す本当は世界一の日本経済 (講談社+α新書) -

第3章 アベノミクスは巻き返せる!?
・消費税増税(5→8%)は失敗
・デフレ期の規制緩和、自由貿易推進は逆効果
・裏に必ずいる「改革で儲かるのは誰か」
・今の日本人は貧乏になっているから消費を減らしている

第4章 公共事業は本当に「悪」なのか?
・インフラの更新時期はいつやるか?
いつやるか? 今でしょ! (宝島SUGOI文庫) -
・インフラのメンテナンスと耐震化を「国民の生命を守るために」政府が実施しなければならない国(日本)がデフレ
・耐震化だけでも巨大な需要

第5章 「エネルギー安全保障」は強化する段階に来ている
・原発を再稼働させずに、いかなる電力源でわが国のエネルギーを賄うのか(中長期的に)
・エネルギー供給源の多様化が必要
・自然エネルギーの安定的供給の困難さ
・脱原発にはGDPの成長が必要

・安全保障と相容れない市場原理
・デフレは企業の供給能力という国富を毀損し、広義の安全保障はもちろん、狭義の安全保障を脅かすからこそ悪

第6章 不平等な結果を招いた統一通貨ユーロの誤算
・日本と同じ「緊縮財政&インフレ嫌悪」の構造
・Brexitは、外国移民を受け入れた後に経済がデフレ化し、国民の実質賃金が長期間下がり、貧困化した国民が外国移民を敵視し始め、国民が分断された結果
・生産性の差を補えないユーロ。国家間の所得移転が出来ず格差が拡大
・失業とは究極的には飢えの問題
・ユーロとは金融政策の手足を縛るシステム〜「規制緩和」しかやりようがない
・誰かが貯蓄を増やせば誰かが貯蓄を減らす


第7章 TPPは海外企業・投資家に特権を与える不平等条約
・幅広い分野で「主権喪失」になるTPP
・入ってみて、ダメだったら抜ければよいは通用しない


あとがき
・イギリスの国民投票の結果(EU離脱賛成多数)は、移民問題をはじめとするグローバリズムへの反発
>トランプが米国大統領になったのも、韓国の朴槿恵が失脚したのも同様の流れ?
・日本では、マスコミが特定の「誰か」を敵視し、それを徹底的に叩くことでルサンチマンが貯まった国民が喝采するという光景が何度も見られた
>ホリエモン、村上ファンド、プロ野球再編
・日本や欧州のような国民国家が「健全な国民国家」を維持するために必要な条件
@長期デフレを防ぎ、健全な民主主義を維持(ルサンチマン手法の否定)
A特に「ヒトの移動」について、グローバリズムをコントロールする

【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 10:02| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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