2018年02月07日

安藤寿康「日本人の9割が知らない遺伝の真実」

日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書) -
📖日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書) -

著者自身もこの本のあとがきの中で、「言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) -
の便乗本だと言ってますが、自分自身も橘玲さんの本【当ブログ書評】の深掘りとしてこの本を読んだわけです。

もっとも、橘玲さんの本のタイトルでは遺伝の話ではなく、言ったらまずいことが書いてあるのかと思ったのですが、この本ではタイトルで内容は推測できるわけで。

それはさておき、一番意外だったのは「歳を取るほど遺伝的資質の影響が強く出てくる」という点。

📖安藤寿康「日本人の9割が知らない遺伝の真実」(SB新書)
遺伝ほど俗説で誤解されているものはない!

◆ゲノム編集、クローン技術、iPS細胞……、21世紀は遺伝子の世紀だともいえそうだ。
いま注目の「行動遺伝学」からわかってきた、遺伝と環境、才能と努力、本当の関係!
ベストセラー 『言ってはいけない 残酷すぎる真実』(橘玲 著)を読んで面白いと思った人はさらに面白がれる!

◆行動遺伝学の第一人者が明らかにする!
教育学では、遺伝と学力の関係を無視してきたが、 「知能指数は80%遺伝」という衝撃をどう捉えればいいか?
身長や体重など身体的な特徴だけではなく、IQや性格への遺伝的影響も大きいことがわかってきた。ならば、勉強することには意味がないのか?
しかし、遺伝的なものが自発的に発現するとは限らず、教育環境も重要である。

◆「ヒトは生まれてから成人に向かうにつれて、さまざまな環境にさらされて、さまざまな経験を積むなかで、 だんだんと遺伝的な自分自身になろうとしている」、すなわち「年をとるほど遺伝の影響は大きくなる」という現象なども見いだせる。

■目次:
第1章:不条理な世界
第2章:知能や性格とは何か?
第3章:心の遺伝を調べる
第4章:遺伝の影響をどう考えるか
第5章:あるべき教育の形
第6章:遺伝を受け入れた社会

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
安藤寿康(アンドウジュコウ)
1958年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、同大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、慶應義塾大学文学部教授。教育学博士。専門は行動遺伝学、教育心理学。主に双生児法による研究により、遺伝と環境が認知能力やパーソナリティに及ぼす研究を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2016年12月発行/2017.12.2読了】

【備忘録】
はじめに
・ひとは幸福になるようにデザインされているわけではないけれど、現実には幸福を感じて生きている人もたくさんいる。それには遺伝的才能を生かす道がこの社会にはひそんでいるから

第1章 不条理な世界
・行動遺伝学のもたらす知見とは、遺伝的な要素によって人を差別するものではないし、人の才能がすべて遺伝で決まると言っているのではない

第2章 知能や性格とは何か?
・産業革命以降、社会のあらゆる分野で抽象的思考が求められるようになった

第3章 心の遺伝を調べる

第4章 遺伝の影響をどう考えるか
・才能がある人は、先が見えている
・遺伝か環境かどちらに賭けろというのであれば遺伝に賭ける

第5章 あるべき教育の形
・ほとんどの人が、科学的に不当な頑張りを強制されている
・12歳くらいまでの教育の目的は、子どもを大人にすること。それ以降の教育は、大人として社会にどう適応させるかが目的
・過去の栄光に溺れるな、今の不幸を嘆くな
・「無理のない」勉強をする〜結果の出ないところで嫌々努力するよりも、気持ちがいいと感じることをやったほうが能力が発言する可能性が高い
・「本物の知識」は専門家にしか教えられない

第6章 遺伝を受け入れた社会
・テストの生態学的妥当性(テストのための学習ではなく、そのテストのために学んだ知識や技能が、生の社会や人生のなかで本当に使われること)と十全性(そのテストで満点を取れれば。その分野ではみんなが共有すべき必要にしてひとなみに十分な知識が獲得されていることを保証できること)
・一生の間に自分に適したタイミングで学べるようにすればいい


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 07:35| 神奈川 ☀| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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