2019年04月13日

4/12のプロ野球の件は軽く流して、「日本の鉄道は世界で戦えるか」

本題に入る前に2日連続同じような前振りになりますが、昨日のプロ野球の結果をまとめて。
GとかSとか書かれても⚾に疎い方々にはナンノコッチャ案件といつもなら苦情から始めるところ、昨日に限っては(管理人の立場上)勝って欲しくないGとDが勝ったからこれでもええかなと思うわけで…
一方、その他の4試合に関してはFとDBとLが勝ったことで、負けたMとCとBがTとお互い傷をなめあう立場になれるからこれはこれで良かったのかな?
BとMは低迷が続くと身売りを真剣に模索し、身売り先が現れないと金欠近鉄バファローズの悲劇againからの1リーグ化への懸念があるんですが(^_^;)
(2004年とはプロ野球というか日本のスポーツ界ひいては日本経済を取り巻く状況が大きく変わっているし、その頃とは野球への相対的関心度の比重も下がっているので、令和時代に入って球界再編になったとしても今回はあえて反対もしませんし、むしろセ・パの枠組み固定よりも、上下2部リーグ化の方が望ましいとも思っているわけで…)
一方、EとHは今はどういう結果になっても、最後にはHが一番上になる可能性が一番高いわけで…
(Hとしては今の親会社になってからD・T・S・Cを相手に日本シリーズを制しているので、平成時代には実現できなったGを倒して日本一になりたいでしょうね。一方、Lなら日本シリーズで苦杯をなめたGかDBを相手にしたい?FならG?EはG以外?ほかはしらんけど…)
そんなことも踏まえて、個々の試合に関する詳しいことや総括はこちらをご覧いただくとして、
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というTweetから発展wして本題はこの本の件。
日本の鉄道は世界で戦えるか: 国際比較で見えてくる理想と現実
📖日本の鉄道は世界で戦えるか 国際比較で見えてくる理想と現実
本書の概要は、Tweet引用したこのコラムのとおりなのですが、それならば本書のタイトルに違和感。

コラムのタイトルと同じ、『「鉄道世界一」は日本人の思い込みにすぎない イメージと現実のキャップが弊害をもたらす』か『日本の鉄道は世界一か? 国際比較で見えてくる理想と現実』なら内容と一致すると思います。

それはさておき、管理人自身は比較対象となる英独仏米の4か国の鉄道に乗ったことはないので、そちらの方は本書に書かれていることが正しいという前提でしか見解を述べられませんが、そもそも「日本の鉄道は世界一」かどうかを議論しようにも「遅延率」ひとつとっても国際的に統一された基準がないらしいし、鉄道はインフラなので車や家電製品やスマホとは違って日本製品が世界一かどうかを一般人がジャッジできる機会はそうそうないのでは?
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(海外で乗ったことがあるのは台湾の鉄道だけ…)
自分自身は(閑散時間帯でも10分に一本程度の電車が来る駅から徒歩5分程度の近場に住んでいるからか?)「鉄道万能論」に近い立ち位置になるのかと…
いざ復活したところで、利用するかどうか…

📖 川辺謙一/日本の鉄道は世界で戦えるか 国際比較で見えてくる理想と現実草思社
【内容情報】(出版社より)
「世界一」というのは、思い込みに過ぎない。
日本の鉄道は、特殊すぎる。特殊すぎて、世界で役立つ場所が見つからないーー。日英仏独米を徹底比較、日本の鉄道の「立ち位置」を探る!

「日本の鉄道は世界一」という誤解が日本の鉄道を苦しめている。
世界で初めて高速鉄道を実現した国、日本。毎年、新規開業や延伸があり、相互乗り入れや増発などでサービスも向上し続けたため、日本人は「日本の鉄道は世界一」と自然に考えてきた。だから新幹線輸出も当然、うまく行くはず、だったーー。日英仏独米の鉄道を比較することで、日本の鉄道のあまりに特殊な立ち位置を明らかにし、漠然とした楽観主義に警鐘を鳴らす、国際比較鉄道論。

【目次】
はじめに

第1章 日本の鉄道は特殊である
1・1 鉄道利用者数が極端に多い国、日本
1・2 なぜ日本で鉄道が特異的に発達したのか

第2章 日本の鉄道を海外と比較
2・1 英仏独米日の鉄道をくらべる
2・2 鉄道史をくらべる
2・3 鉄道の現状をくらべる

第3章 日本と海外の都市鉄道をくらべる
3・1 米英仏独日の都市鉄道をくらべる
3・2 都市鉄道史をくらべる
3・3 より具体的にくらべる

第4章 日本と海外の高速鉄道をくらべる
4・1 日英仏独米の高速鉄道をくらべる
4・2 高速鉄道史をくらべる
4・3 リニアとハイパーループによる高速化
4・4 より具体的にくらべる

第5章 空港アクセスと貨物の鉄道を国際比較
5・1 空港アクセス鉄道
5・2 貨物輸送

第6章 イメージと現実のギャップ
6・1 日本人は鉄道が好き?
6・2 日本の鉄道技術は世界一なのか
6・3 鉄道ができると暮らしが豊かになるのか
6・4 鉄道に対する認識のギャップ
6・5 認識のギャップが過剰な期待を生じさせる

第7章 これからの日本の鉄道と海外展開
7・1 鉄道の維持は難しくなる
7・2 鉄道が時代の変化に対応するには
7・3 鉄道の海外展開を成功に導くには
7・4 「競争」から「融合」へ

第8章 国際会議で見た日本の鉄道の立ち位置
8・1 第9回UIC世界高速鉄道会議
8・2 イノトランス2016

おわりに

参考文献

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
川辺謙一(カワベケンイチ)
交通技術ライター。1970年三重県生まれ。東北大学大学院工学研究科修了後、メーカー勤務を経て独立。高度化した技術を一般向けに翻訳・紹介している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2018年2月発行/2019.3.3読了】

【備忘録】
はじめに
・日本の鉄道技術が世界一だったとしても、海外展開は必ずしもうまくいっていない(過剰品質か?)
・日本の鉄道利用者はトータルでは減少傾向

第1章 日本の鉄道は特殊である
1・1 鉄道利用者数が極端に多い国、日本

1・2 なぜ日本で鉄道が特異的に発達したのか


第2章 日本の鉄道を海外と比較
・日本は川の流れでいえば中流(先に鉄道が開通した英仏独米が上流、新興国は下流)
・英国:鉄道営業の発祥国→再度の鉄道改革が進行中
・フランス:高速化でリード→国際列車が集まる国
・ドイツ:動力を近代化→鉄道網が分散
・アメリカ:鉄道に磨きをかけた→鉄道営業キロ数世界一
・日本:高速鉄道を生んだ(新幹線の基礎技術は他国で開発済み)
京都鉄博 (14-2).jpg

第3章 日本と海外の都市鉄道をくらべる
・ニューヨーク:都市鉄道の発祥地
・ロンドン:地下鉄の発祥地
・パリ:2種類の地下鉄(メトロRER
・ベルリン:地上にも都市鉄道を整備
・東京:大量輸送を実現
>国旗のステッカーも落書き対策の一環らしい
>著者によれば、ベルリンでは他の健常者が積極的に助けていたのを見たらしい


第4章 日本と海外の高速鉄道をくらべる
・日本:新幹線(1964〜)
・イギリス:インターシティ(1976〜)
・フランス:TGV(1981〜)
・ドイツ:ICE(1991〜)
・アメリカ:アセラエクスプレス(2000〜)
・無線LANは新幹線が一番遅れている
・チケットのネット販売も日本の新幹線だけJR各社別々
・鉄道博物館
(イギリス:国立鉄道博物館@ヨーク
(ドイツ:鉄道博物館@ニュルンベルク
>どちらも「知る」こと重視。日本のは「楽しむ」こと重視
京都鉄道博物館には「鉄道を通じて歴史を知る」工夫も見られる

Collage 2017-09-23 京都鉄博.jpg京都鉄博-COLLAGE (2).jpg京都鉄博-COLLAGE (4).jpg

第5章 空港アクセスと貨物の鉄道を国際比較
・ロンドン:地下鉄や近郊鉄道と直結するヒースロー空港
・パリ:TGVも乗り入れるシャルル・ド・ゴール空港
・ベルリン:将来ICEが乗り入れる計画も
・フランクフルト:ICEも乗り入れる
・ニューヨーク:空港アクセス鉄道が未発達
・東京:新幹線との乗り継ぎが不便
・アメリカ:貨物鉄道大国
・ヨーロッパ:日本より高い貨物シェア
・日本の貨物輸送は、輸送規模が小さく、大型海上コンテナに十分対応していない

第6章 イメージと現実のギャップ
6・1 日本人は鉄道が好き?
(1)鉄道趣味が発達している
(2)列車の写真を撮っても怪しまれない
(3)鉄道イベントが多い
(4)列車や車両の誕生や引退がニュースになる
(5)列車で行く国内パックツアーが多い

6・2 日本の鉄道技術は世界一なのか〜評価基準が世界で統一されていない
(1)世界最速の営業列車を走らせた
(2)列車が時間通りに来る〜施設に余裕がないから、
(3)安全性が高い

6・3 鉄道ができると暮らしが豊かになるのか
・今や鉄道が生活を豊かにするとは限らない
(社会の変化:少子高齢化・人口減少・地方衰退/交通の変化:道路網・航空網の発達)

6・4 鉄道に対する認識のギャップ
・日本の鉄道は労働者の忠誠心と職人気質によって支えられてきた部分が大きい
・忠誠心と職人気質が年功序列や終身雇用、退職金などの雇用制度があったおかげなら、今後その継続は期待できない

6・5 認識のギャップが過剰な期待を生じさせる
・終わりなきサービス改善要求が労働者を苦しめている
・時間を守ろうとすれば、安全性が犠牲にされることも
・これからは鉄道だけに期待せず、もっと交通手段にこだわらないフラットな考え方で公共交通を考えるべき


第7章 これからの日本の鉄道と海外展開
7・1 鉄道の維持は難しくなる

7・2 鉄道が時代の変化に対応するには
・運賃収入だけで運営するという発想から離れ、鉄道やバスを公営化して税金で補填して公共交通を維持するのか、それとも乗り合いタクシーのような別の手段で公共の足を確保するのか、地域ごとに考えるべき

7・3 鉄道の海外展開を成功に導くには
・鉄道業界に、鉄道全体を俯瞰できる人物があまりいない問題
・論理を超えて(集客のために)とりあえずやってみた
(例)【アニメキャララッピング/北九州モノレール:銀河鉄道999
DSC_6437.jpgDSC_6432.jpg
【猫の駅長:和歌山電鉄貴志川線
初代たま駅長.jpg初代たま駅長2.jpg
(自分が見たのは初代たま駅長2009.7.13
【車内を美術館に:現美新幹線
Collage 2017-08-27 13_01_47.jpgCollage 2017-08-27 13_19_48.jpgCollage 2017-08-27_現美新幹線.jpg
・日本では当たり前の7分間車内清掃、駅ナカビジネスが海外展開でアピールしている


【参考書評等】
Rail to Utopia
Amazon書評
読書メーター
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【当ブログの川辺謙一氏著書関連エントリー】
東京道路奇景2017.5.2付
図解・首都高速の科学 (ブルーバックス)2014.2.8付
鉄道をつくる人たち―安全と進化を支える製造・建設現場を訪ねる (交通新聞社新書)2013.7.17付
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 07:04| 神奈川 ☔| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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