2019年04月27日

発想力 「0から1」を生み出す15の方法【新書版】/大前研一+α

本題に入る前に、敷島公園(群馬県)の都合で昨晩⚽J3第7節1試合だけ開催。

そして、管理人のご当地小田急電鉄からは新型通勤車両5000形の2019年度デビューのお知らせなど2019年度鉄道事業設備投資計画の発表
東京メトロっぽい外観ですが、千代田線には乗り入れない模様…
前振りはここまでにして、昨日はプロ野球の試合もなかったし、他に取り立ててブログ記事化できるニュースもないので、本題は読書感想文シリーズ
発想力: 「0から1」を生み出す15の方法 (小学館新書)
📖発想力 「0から1」を生み出す15の方法 (小学館新書)

この本は要点がコンパクトにまとまっていて読みやすいし、為になることは確かなんですが、自分のおかれた立場からすればこっちの方が優先順位高かったかな…
50代からの「稼ぐ力」:会社にも年金にも頼らず生きる方法
既に図書館に予約は入れてますが…(現在6人待ち)

📖大前研一/発想力 「0から1」を生み出す15の方法 小学館新書
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
いま人間がやっている仕事の多くが、AI(人工知能)やロボットに置き換えられようとしている。会社でも学校でも、単に「答え」を覚えているだけの人間は不要になる。自分の頭で人とは違う新しいことを考え、ブレークスルーを見出せる人間だけが生き残るのだー。経営コンサルタントとして独自の発想法を磨き続ける著者が「無から有を生む」ためのメソッドをまとめた『「0から1」の発想術 [ 大前研一 ] 』を新書化。大前研一の思考ノウハウが詰まった一冊。

【目次】
新書版まえがき――“AIにできないこと"をやれ

はじめに――なぜ今「0から1」を生み出す力が重要なのか

基礎編
「0から1」を生み出す11の発想法

――消費者のニーズを正しくとらえるために
1 戦略的自由度/SDF(Strategic Degrees of Freedom)

――情報格差こそビジネスチャンスになる
2 アービトラージ(Arbitrage)

――「組み合わせ」で新たな価値を提案する
3 ニュー・コンビネーション(New Combination)

――「稼働率向上」と「付加価値」の両立を
4 固定費に対する貢献(Contribution to the fixed cost)

――高速化した変化のスピードについていく方法
5 デジタル大陸時代の発想(Digital Continent)

――「兆し」をキャッチする重要性
6 早送りの発想(Fast-Forward)

――Uber、Airbnbもこの発想から生まれた
7 空いているものを有効利用する発想(Idle Economy)

――「業界のスタンダード」を捨てる
8 中間地点の発想(Interpolation)

――「もしあなたが○○だったら」が思考を変える
9 RTOCS/他人の立場に立つ発想(Real Time Online Case Study)

――発想の飛躍が息の長いビジネスを生む
10 すべてが意味することは何?(What does this all mean?)

――あなたには何が見えるか?
11 構想(Kousou)


実践編
「新たな市場」を作り出す4つの発想法

――ユニ・チャームはなぜ女性に受け入れられたか
1 感情移入

――大ヒットシャンプーの裏にあった考え方
2 どんぶりとセグメンテーション

――「コスト」がネックになった場合の対処法
3 時間軸をずらす

――他の業界にこそ成長のヒントはある
4 横展開

おわりに――「0から1」の次は「1から100」を目指せ

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
大前研一(オオマエケンイチ)
1943年福岡県生まれ。経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社後、本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。現在、ビジネス・ブレークスルー(BBT)代表取締役、BBT大学学長などを務め、日本の将来を担う人材育成に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2018年12月新書版発行/2019.3.24読了】

【備忘録】
新書版まえがき “AIにできないこと”をやれー「人生100年時代」に何をどう学ぶか
→教育の最前線は「知識」から「発想」へ
→単に覚えた知識から答えを出すのではなく、自分の頭でゼロから理屈を考えて問題を解決する能力開発
→まずは、「コンセプト」を固めること。そこを決めてからそのために必要なものとそこに至るまでのプロセスを考える

はじめにーなぜ今「0から1」を生み出す力が重要なのか
→現在の世界は「一個人のイノベーションによって変化する世界」ゆえ、組織ではなく、個人で勝負しなければならない時代
成功ルールが変わる!―「カラオケ資本主義」を越えて
→ビジネスマンが生き残るために必要な最大のスキルは「無から有を生み出すイノベーション力」

基礎編 「0から1」を生み出す11の発想法
@ 戦略的自由度/SDF (Strategic Degrees of Freedom)
(1)ユーザーの目的を考える
(2)目的を達成するいくつかの軸(方法)を設定する
(3)軸に沿ってどんなことができるのかを検討する
続企業参謀 (講談社文庫)

A アービトラージ (Arbitrage)
(1)情報格差でサヤを抜く
(2)固定観念にとらわれず、外からものを見る

B ニュー・コンビネーション (New Combination)
(1)既存の2つのものを足してみる
(2)足したことで、価格と価値がいかに変化するか

C 固定費に対する貢献 (Contribution to the fixed cost)
→「固定費に対する限界利益の貢献の最大化」
(1)「固定費」を遊ばせていては、利益を生まない。稼働時間を分析して混んでいない時には値段を下げてでも稼働率を上げろ
(2)稼働率を上げるには、ナローキャスティング、ポイントキャスティングの方法で顧客をシールドする

D デジタル大陸 (Digital Continent)
(1)個々のデジタル機器がインターネットなどによってつながり、「デジタルアイランド」が「デジタル大陸」になりつつあるという現実を認識する
(2)その上で「5年後の生活・ライフスタイル」を想像し、そこからサービスや商品に落とし込む

E 早送りの発想 (Fast-Forward)
(1)すべての「新しい概念」は、既に存在している(世界のどこかにある)と考える
(2)小さな「兆し(=ヒント)」を捕らえて高速の早送りを行い、来るべき未来を想像する

F 空いているものを有効利用する発想 (Idle Economy)
(1)既存の思考にとらわれず、360度の視野で「空いてるもの」を探す
(2)「働いてない」「使われていない」「空いている」ものを有効活用する。そのためにはネットを使ってユーザーとサービスを結びつける

G 中間地点の発想 (Interpolation)
(1)AとBという2つの大きな方法がある場合、その中間地点でポジショニングすることで差別化を図る
(2)折衷案ではなく、大きな枠の中にスイートスポットを見つける

H RTOCS/他人の立場に立つ発想 (Real Time Online Case Study)
(1)他人の立場になって徹底的に考えることで、思考回路が劇的に変わる
(2)RTOCSは4〜5人でアイデアを出し合ってブレーンストーミングした方が発想が広がる
(3)行き詰まった場合には、上のレベルで考える
(データを集めずに自分だけで思考するのは単なる感想か夢想)

I すべてが意味することは何?(What does this all mean?)
(1)A、B、Cと各論が出てきたときに「What does this all mean?(それらすべてが意味することは何なのか?)」という質問をぶつける
(2)この質問によって、A、B、C…各々の事象のそれらすべてが意味している「X」を見つけ出す
(3)A、B、C…という事実を足し合わせて結論を得るのではなく、「X」へと発想を飛躍させ、そこから答えを考え出す

J 構想(Kousou)
(1)構想はコンセプトやビジョンよりも1つ大きな概念
(2)構想は「見えないもの」を個人の頭の中で絵にすること

実践編 「新たな市場」を作り出す4つの発想法
@ 感情移入
→感情移入(「好き」)は発想の源。失敗しても立ち上がるための原動力になる

A どんぶりとセグメンテーション
→振り子の両端のどっちに振った方がいいかを思考する

B 時間軸をずらす
→(耐用年数いっぱいまでかかる)「トータルコスト」の考え方で高額商品も売り込める

C 横展開
→他の業界にこそ成長のヒントはある

おわりにー「0から1」の次は「1から100」を目指せ
・ビジネスの3要素
(20世紀)ヒト、モノ、カネ→(現在の3つのクラウド)クラウドソーシング、クラウドコンピューティング、クラウドファンディング
・何回失敗しようが、最後の1回で成功すれば「成功者」と呼ばれる


【参考書評等】
Amazon書評
読書メーター
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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