FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
FACTFULNESS(ファクトフルネス)とは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。
ということで、最初に10の思い込みとそれへの大まかなルール(対処法)は以下のとおり。
1.分断本能〜「世界は分断されている」という思い込み
→大半の人がどこにいるかを探そう
2.ネガティブ本能〜「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
→悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう
3.直線本能〜「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
→直線もいつか曲がることを知ろう
4.恐怖本能〜「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
→リスクを計算しよう
5.過大視本能〜「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
→数字を比較しよう
6.パターン化本能〜「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
→分類を疑おう
7.宿命本能〜「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
→ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう
8.単純化本能〜「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
→ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう
9。犯人捜し本能〜「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
→誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう
10.焦り本能〜「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
→小さな一歩を重ねよう
(それぞれの詳細については、以下の【備忘録】で取り上げます。)
FACTFULNESS(ファクトフルネス)を読んで理解したことをスライドにしました。この本を読んで世界の見方が変わりました。世界はどんどん良くなっているのを理解すると共に、ファクトを掴むための思考を勉強できました。日本人にこそ読んでほしい良書ですね。https://t.co/wfBu5RjQLN
— よこた@出力用 (@Chmodxxxxx) 2019年1月5日
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📖ハンス・ロスリング他/FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣(日経BP社)
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家ーほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。
【目次】
第1章 分断本能〜「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能〜「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能〜「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能〜「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能〜「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能〜「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能〜「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能〜「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能〜「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能〜「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネを実践しよう
【2019年1月発行/2019.5.20読了】
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【備忘録】
第1章 分断本能〜「世界は分断されている」という思い込み
これはすごい。
— ゆっけ📚行動力ある本のソムリエ✨ (@yukihonya) 2019年1月22日
「世界は分断されている思い込み」が分かりやすく表現されている。
もはや世界に極端な貧富や健康の差はないんです☝
大多数がレベル3や4にいるという事実。
軽い衝撃を受けてみてください! https://t.co/uHmXjNKF2F
【分断本能】「先進国と途上国」というように、私たちは物事を2つのグループに分けたがるが、本当はその「中間」に大半の人がいる。
— koma (@comy__15) 2019年3月15日
世界を4つの所得レベルに分けてみると、いろんな国々の見方がガラッと変わった。第1章の内容は、世界の見方を変えるために本当に重要!#FACTFULNESS
「ドラマチックすぎる『分断された』世界の見方の代わりに、4つのレベルで考える」
— hevo2 and 🐢 (@hevohevo) 2019年1月11日
「この本を読んでいるあなたはおそらくレベル4の暮らしをしている」
「レベル4の暮らしをしていると、レベル3,2,1はみな同じように貧しいように見える」
ボディブローのように地味に効く。
第2章 ネガティブ本能〜「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
・「悪い」は現在の状態、「良くなっている」は変化の方向。この2つは両立しうるFACTFULNESSに書いてあった、「ネガティブ本能」。人間には物事のポジティブな面よりもネガティブな面に気づきやすいという性質がある、ドラマチックな悪いニュースの方が広まりやすい、という事実。職場でも、永遠に続く黒い話題に心が占領されがちだが、いかに客観的に見られるかが今の私の課題。
— monibell💰 (@monibell99) 2019年5月12日
・ほとんどの良い出来事は報道されないし、ゆっくりとした進歩はニュースになりにくいので、必然的に悪いニュースの方が広がりやすい
・悪いニュースが増えたのは、世界が悪くなったからではなく、監視の目がより届くようになったからかもしれない
・人々は過去を美化したがり、国家は歴史を美化したがる本当にひどい事案。
— 弁護士 太田啓子 (@katepanda2) 2019年6月3日
こういうやり方が批判を浴びるようになったのは良い時代の流れですね
多くの人の問題意識と怒りが瞬時に可視化されるSNSのすごさも改めて感じました。おかしいことにおかしいと声をあげることの大事さも。 https://t.co/WdwgYJwlwq
第3章 直線本能〜「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
・なんでもかんでも、直線のグラフをあてはめないようにしよう
第3章 直線本能
— 大住 友輝 (@yuki20205) 2019年5月3日
まだ未知のデータに対して、人は直線的に変化すると思いがち。これはさまざまな変化の仕方を知らないだけ。
人口増加で食糧危機が、と思うかもしれないが子供の数は既に横ばいで人口が落ち着くのも時間の問題。
低所得者生活水準あげて、出生数少なくても良くする必要あり
>良くあるのが、⚾では「◯◯選手が今日全打席出塁とか前の2打席ヒットです」と言って、次の打席も打つことを期待されてはいるものの、あのイチローですら年間打率4割を超えたことはないのだから、次の打席では打たない可能性の方が高いと自分は思うのですが…(連勝、連敗もいつかは止まるもの)所得レベル1の国々の生活レベルが改善され、合計特殊出生率が下がることがひとつ考えられる。(生活レベルが上がると幼児の生存率が上がり、また労働力としての子供が不要になるから)
— Mickey 6 (@toma_777) 2019年6月12日
つまり、人口が直線的に上がると思ったらそれは大きな間違いで、110億で止まると書かれている。#ファクトフルネス
第4章 恐怖本能〜「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
・恐怖本能は、「大昔に危険だったこと」ではなく、「いまとても危険なこと」を察知するために使いたい
・恐怖本能を抑えるためには、リスクを正しく計算すること
・リスクは「危険度」と「頻度」の掛け算で決まる。「恐ろしさ」はリスクとは関係ない
・行動する前に落ち着こう。恐怖でパニックになると、物事を正しく見れなくなる
いつも参考になります。
— ねこす (@CatNecos) 2019年6月9日
不安で煽るというのは、ファクトフルネスでいう「恐怖本能」ってやつですね。情報に踊らされず、自分の頭で考えることが大切ですね。
経済ニュースでやりたい放題ー不安を煽る人を信用してはいけない - DJ Nobbyhttps://t.co/3Ymll5I9j0…#Voicy
第5章 過大視本能〜「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
・過大視本能を抑えるには、数字を比べる。もっとも大きな数字を見つけること(80・20ルール)。割り算(割合を計算)をしよう。
人はただ1つの数字がとても重要であるかのように勘違いしてしまう
— のんべゑ (@non_da_kure11) 2019年2月11日
データを正しく見るためには
比較したり、割り算をしよう
✅他の数字と比較しよう
✅80・20ルールを使おう
✅割り算をしよう
まずは全体の80%の項目に着目
残りの20%は無視
国や地域の比較は"一人当たり"で比較#Factfulness
第6章 パターン化本能〜「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
・同じ集団の中にある違いを探そう
・違う集団のあいだの共通項を探そう
・違う集団のあいだの違いも探そう
・「過半数」に気をつけよう(51%なのか?99%なのか?)
・強烈なイメージに注意
・自分以外はアホだと決めつけない
Eパターン化本能「ひとつの例がすべてにあてはまる」という思い込み
— 柿本人志🍊読書屋/写真家 (@hitoshikakimoto) 2019年6月8日
人間は何も考えずに物事をパターン化し、それをすべてに当てはめてしまう。無意識に。
最近のニュースの例では「引きこもりは〜」など。
ほんの少数の例や一つだけの例外に基づいてグループ全体の特徴を勝手に決めつけてしまう。
第7章 宿命本能〜「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
・いろいろなものが変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づくこと
・ゆっくりとした変化でも、変わっているということを意識するといい
・小さな進歩を追いかけよう
・知識をアップデートしよう
・おじいさんやおばあさんに話を聞こう
・文化が変わった例を集めよう
218 宿命本能
— Books (@BookLovers2019) 2019年6月9日
アフリカ
平均寿命65歳
西洋とは17歳差
しかし
チェニジア、アルジェリア、モロッコ
リビア、エジプトは世界平均の72歳を上回っている
極度の貧困は、変わらない文化のせいではなく、やせた土地と紛争のせい
第8章 単純化本能〜「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
・ひとつの視点だけでは世界を理解できない
・自分の考え方を検証しよう
・知ったかぶりはやめよう
・違う分野の人たちの意見にも心を開いてほしい
・数字は大切だが、数字だけに頼ってはいけない
・単純なものの見方と単純な答えには警戒しよう
「単純化本能」
— 眞榮和紘(しんえ かずひろ) (@volvoayumina) 2019年6月2日
人は何か1つの道具を使えるようになると、それを何度でも使いたくなる。
1つの問題を深く掘り下げると、その問題が必要以上に重要に思えたり、自分の解がいいものに思えたりする#ファクトフルネス
第9章 犯人捜し本能〜「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
・誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づくこと
・犯人ではなく、原因を探そう「ガイジン病」
— DJ TECHNORCH (九十九音夢) @C96(月)南サ-30b 999 Recordings (@technorch) 2019年4月21日
via 【ハンス・ロスリング / ファクトフルネス】 https://t.co/3EzpoXmn02 pic.twitter.com/uGn96mV2sA
・ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目を向けよう
第10章 焦り本能〜「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
・「今すぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと
・深呼吸をしよう
・データにこだわろう
・占い師に気をつけよう
・過激な対策に注意しよう
【参考書評等】
・数字を見たらとにかく割ろう - "Factfulness"の教えの具体例/未翻訳ブックレビュー(これは原典のレビュー)
・戦略源
・2018年最高の本がきた! ハンス・ロスリングの「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」/みたいもん
・『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』を買ったのは、どういう人たちなのか?/HONZ
・「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の翻訳本ができるまで(訳者・上杉周作)
・書評:『FACTFULNESS 』賢い人ほど世界の真実を知らない ――TED講演再生3500万回のロスリング博士による世界の見方 by Umihiko NAMEKAWA
・Amazon書評
・読書メーター
『ファクトフルネス』共訳者の上杉周作さんのブログ記事に感動。すごく真摯で誠実な方だなと思いました。批判をプラスに捉えて「ディスる前に貢献しよう」を実行されてるところが素晴らしい。あと、なんで判型が大きいんだろうと思ってたので謎が解けました。 https://t.co/auiUEob9jF
— hibino (@hibino65889725) 2019年3月12日
チンパンジーにならない方法をFactfulness共著者、アンナ・ロスリング氏に聞いてきた https://t.co/xzdyXs7tam
— TechCrunch Japan (@jptechcrunch) 2019年7月15日
【来日インタビューしました】「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の著者、アンナ・ロスリング・ロンランドさん。「決めつけを排除すれば、あなたの判断はうまくいく」。感情に流されずに世界を正しく認識する方法を聞きました。#ファクトフルネス#ファクトを活かそう https://t.co/WGfVkFSlab
— 次の日経を考えるチーム (@nikkei_jisedai) 2019年7月14日