2019年11月21日

FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣

FACTFULNESS(ファクトフルネス)とは データや事実にもとづき、世界を読み解く習慣。賢い人ほどとらわれる10の思い込みから解放されれば、癒され、世界を正しく見るスキルが身につく。

ということで、最初に10の思い込みとそれへの大まかなルール(対処法)は以下のとおり。

1.分断本能〜「世界は分断されている」という思い込み
→大半の人がどこにいるかを探そう

2.ネガティブ本能〜「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
→悪いニュースの方が広まりやすいと覚えておこう

3.直線本能〜「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
→直線もいつか曲がることを知ろう

4.恐怖本能〜「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
→リスクを計算しよう

5.過大視本能〜「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
→数字を比較しよう

6.パターン化本能〜「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
→分類を疑おう

7.宿命本能〜「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
→ゆっくりとした変化でも変化していることを心に留めよう

8.単純化本能〜「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
→ひとつの知識がすべてに応用できないことを覚えておこう

9。犯人捜し本能〜「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
→誰かを責めても問題は解決しないと肝に銘じよう

10.焦り本能〜「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
→小さな一歩を重ねよう

(それぞれの詳細については、以下の【備忘録】で取り上げます。)

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📖ハンス・ロスリング他/FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣日経BP社
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
ここ数十年間、わたしは何千もの人々に、貧困、人口、教育、エネルギーなど世界にまつわる数多くの質問をしてきた医学生、大学教授、科学者、企業の役員、ジャーナリスト、政治家ーほとんどみんなが間違えた。みんなが同じ勘違いをしている。本書は、事実に基づく世界の見方を教え、とんでもない勘違いを観察し、学んだことをまとめた一冊だ。

【目次】
第1章 分断本能〜「世界は分断されている」という思い込み
第2章 ネガティブ本能〜「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
第3章 直線本能〜「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
第4章 恐怖本能〜「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
第5章 過大視本能〜「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
第6章 パターン化本能〜「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
第7章 宿命本能〜「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
第8章 単純化本能〜「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
第9章 犯人捜し本能〜「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
第10章 焦り本能〜「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
第11章 ファクトフルネを実践しよう

【2019年1月発行/2019.5.20読了】
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【備忘録】
第1章 分断本能〜「世界は分断されている」という思い込み

第2章 ネガティブ本能〜「世界がどんどん悪くなっている」という思い込み
・「悪い」は現在の状態、「良くなっている」は変化の方向。この2つは両立しうる
・ほとんどの良い出来事は報道されないし、ゆっくりとした進歩はニュースになりにくいので、必然的に悪いニュースの方が広がりやすい
・悪いニュースが増えたのは、世界が悪くなったからではなく、監視の目がより届くようになったからかもしれない
・人々は過去を美化したがり、国家は歴史を美化したがる

第3章 直線本能〜「世界の人口はひたすら増える」という思い込み
・なんでもかんでも、直線のグラフをあてはめないようにしよう
>良くあるのが、⚾では「◯◯選手が今日全打席出塁とか前の2打席ヒットです」と言って、次の打席も打つことを期待されてはいるものの、あのイチローですら年間打率4割を超えたことはないのだから、次の打席では打たない可能性の方が高いと自分は思うのですが…(連勝、連敗もいつかは止まるもの)

第4章 恐怖本能〜「実は危険でないことを恐ろしい」と考えてしまう思い込み
・恐怖本能は、「大昔に危険だったこと」ではなく、「いまとても危険なこと」を察知するために使いたい
・恐怖本能を抑えるためには、リスクを正しく計算すること
・リスクは「危険度」と「頻度」の掛け算で決まる。「恐ろしさ」はリスクとは関係ない
・行動する前に落ち着こう。恐怖でパニックになると、物事を正しく見れなくなる

第5章 過大視本能〜「目の前の数字がいちばん重要」という思い込み
・過大視本能を抑えるには、数字を比べる。もっとも大きな数字を見つけること(80・20ルール)。割り算(割合を計算)をしよう。

第6章 パターン化本能〜「ひとつの例にすべてがあてはまる」という思い込み
・同じ集団の中にある違いを探そう
・違う集団のあいだの共通項を探そう
・違う集団のあいだの違いも探そう
・「過半数」に気をつけよう(51%なのか?99%なのか?)
・強烈なイメージに注意
・自分以外はアホだと決めつけない

第7章 宿命本能〜「すべてはあらかじめ決まっている」という思い込み
・いろいろなものが変わらないように見えるのは、変化がゆっくりと少しずつ起きているからだと気づくこと
・ゆっくりとした変化でも、変わっているということを意識するといい
・小さな進歩を追いかけよう
・知識をアップデートしよう
・おじいさんやおばあさんに話を聞こう
・文化が変わった例を集めよう

第8章 単純化本能〜「世界はひとつの切り口で理解できる」という思い込み
・ひとつの視点だけでは世界を理解できない
・自分の考え方を検証しよう
・知ったかぶりはやめよう
・違う分野の人たちの意見にも心を開いてほしい
・数字は大切だが、数字だけに頼ってはいけない
・単純なものの見方と単純な答えには警戒しよう

第9章 犯人捜し本能〜「だれかを責めれば物事は解決する」という思い込み
・誰かが見せしめとばかりに責められていたら、それに気づくこと
・犯人ではなく、原因を探そう
・ヒーローではなく、社会を機能させている仕組みに目を向けよう

第10章 焦り本能〜「いますぐ手を打たないと大変なことになる」という思い込み
・「今すぐに決めなければならない」と感じたら、自分の焦りに気づくこと
・深呼吸をしよう
・データにこだわろう
・占い師に気をつけよう
・過激な対策に注意しよう


【参考書評等】
数字を見たらとにかく割ろう - "Factfulness"の教えの具体例/未翻訳ブックレビュー(これは原典のレビュー)
戦略源
2018年最高の本がきた! ハンス・ロスリングの「FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣」/みたいもん
『FACTFULNESS(ファクトフルネス)』を買ったのは、どういう人たちなのか?/HONZ
「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」の翻訳本ができるまで(訳者・上杉周作)
書評:『FACTFULNESS 』賢い人ほど世界の真実を知らない ――TED講演再生3500万回のロスリング博士による世界の見方 by Umihiko NAMEKAWA
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 06:48| 神奈川 ☔| Comment(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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