今ハッシュタグ「#わきまえない女」がトレンド入り。発端は森会長による「組織委員会にも女性はいるが、みんなわきまえておられる」という発言です。しかも、そんな数々の失言に対する謝罪会見も非難の嵐でした。
— 東洋経済オンライン (@Toyokeizai) February 5, 2021
そんな危機管理広報から見てNGな、森氏の会見での行動とは?https://t.co/rnoN3M0U9F
「山下さん、森さんを続投させて、諸外国からボイコット続出狙い?それならそれで、日本の金銀銅メダル獲得数が史上最高になって、戦績としては成功になるし…」森喜朗氏の蔑視発言、同席JOC山下会長は違和感も「指摘する機を逸した」/スポーツ/デイリースポーツ online https://t.co/CZ7MVdpE3R #五輪 #東京 #オリンピック #DailySports
— デイリースポーツ (@Daily_Online) February 5, 2021
(あくまでも個人の感想です。)
それはさておき、これにはワロタ。
という流れで本筋のこの本の紹介を。ケーキの切れない非行少年たちにならって『ごめんなさいの言えない大人たち」って新書誰か書いてくれないかな。帯のキャッチコピーは「すべてが敵に見えている」
— 床下じぃじ💊 (@yosicco) November 8, 2020

📖ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)
概要は以下のとおりですが、
世の中には(自分の理解を超えた)いろいろな人たちがいるようで…(←3点リーダーで察して(^_^;)「ケーキを等分に切れない」非行少年はなぜ生まれるのか - 要約の達人 from flier https://t.co/COSpec9wVp
— ダイヤモンド・オンライン (@dol_editors) December 30, 2019
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
📖宮口幸治/ケーキの切れない非行少年たち(新潮新書)
児童精神科医である筆者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。
【目次】
はじめに
第1章 「反省以前」の子どもたち
「凶暴で手に負えない少年」の真実/世の中のすべてが歪んで見えている?/面接と検査から浮かび上がってきた実態/学校で気づかれない子どもたち/褒める教育だけでは問題は解決しない/1日5分で日本が変わる
第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年
ケーキを切れない非行少年たち/計算ができず、漢字も読めない/計画が立てられない、見通しがもてない/そもそも反省ができず、葛藤すらもてない/自分はやさしいと言う殺人少年/人を殺してみたい気持ちが消えない少年/幼児ばかり狙う性非行少年
第3章 非行少年に共通する特徴
非行少年に共通する特徴5点セット+1/【認知機能の弱さ】見たり聞いたり想像する力が弱い/「不真面目な生徒」「やる気がない生徒」の背景にあるもの/想像力が弱ければ努力できない/悪いことをしても反省できない/【感情統制の弱さ】感情を統制できないと認知機能も働かない/ストレス発散のために性非行/“怒り”の背景を知らねばならない/“怒り”は冷静な思考を止める/感情は多くの行動の動機づけである/【融通の利かなさ】頭が硬いとどうなるのか?/BADS(遂行機能障害症候群の行動評価)/学校にも多い「融通の利かない子」/融通の利かなさが被害感につながる/【不適切な自己評価】自分のことを知らないとどうなるのか?/なぜ自己評価が不適切になるのか?/【対人スキルの乏しさ】対人スキルが弱いとどうなるのか?/嫌われないために非行に走る?/性の問題行動につながることも/【身体的不器用さ】身体が不器用だったらどうなるのか?/不器用さは周りにバレる/身体的不器用さの特徴と背景
第4章 気づかれない子どもたち
子どもたちが発しているサイン/サインの「出し始め」は小学2年生から/保護者にも気づかれない/社会でも気づかれない/「クラスの下から5人」の子どもたち/病名のつかない子どもたち/非行化も懸念される子どもたち/気づかれないから警察に逮捕される
第5章 忘れられた人々
どうしてそんなことをするのか理解不能な人々/かつての「軽度知的障害」は人口の14%いた?/大人になると忘れられてしまう厄介な人々/健常人と見分けがつきにくい/「軽度」という誤解/虐待も知的なハンディが原因の場合も/本来は保護しなければならない障害者が犯罪者に/刑務所にかなりの割合でいる忘れられた人々/少年院にもいた「忘れられた少年たち」/被害者が被害者を生む
第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない
褒める教育で本当に改善するのか?/「この子は自尊感情が低い」という紋切り型フレーズ/教科教育以外はないがしろにされている/全ての学習の基礎となる認知機能への支援を/医療・心理分野からは救えないもの/知能検査だけではなぜダメなのか?/「知的には問題ない」が新たな障害を生む/ソーシャルスキルが身につかない訳/司法分野にないもの/欧米の受け売りでは通用しない
第7章 ではどうすれば? 1日5分で日本を変える
非行少年から学ぶ子どもの教育/共通するのは「自己への気づき」と「自己評価の向上」/やる気のない非行少年たちが劇的に変わった瞬間/子どもへの社会面、学習面、身体面の三支援/認知機能に着目した新しい治療教育/学習の土台にある認知機能をターゲットにせよ/新しいブレーキをつける方法/子どもの心を傷つけないトレーニング/朝の会の1日5分でできる/お金をかけないでもできる/脳機能と犯罪との関係/性犯罪者を治すための認知機能トレーニング/被虐待児童の治療にも/犯罪者を納税者に
おわりに
【著者プロフィール】
宮口 幸治(ミヤグチ・コウジ)
立命館大学産業社会学部教授。京都大学工学部を卒業し建設コンサルタント会社に勤務後、神戸大学医学部を卒業。児童精神科医として精神科病院や医療少年院に勤務、2016年より現職。困っている子どもたちの支援を行う「コグトレ研究会」を主宰。医学博士、臨床心理士。
【2019年7月発行/2020.11.15読了】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【備忘録】
第1章 「反省以前」の子どもたち
ケーキの切れない非行少年たち / 宮口幸治さん
— むっちゃん︎ ꪔ̤̮ ꙳✩* (@Jan__mgmg) September 17, 2020
医療少年院に勤務していた著者は非行少年たちの中に、反省以前の子どもたちが大勢いることに気付く。
重大犯罪を犯していても、その罪の重さを認識する力がないために反省が出来ないのだ。 pic.twitter.com/sM6X4y0KKX
第2章 「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年
「僕はやさしい人間です」と答える殺人少年 https://t.co/HqzElwiRC8 #デイリー新潮
— オブジェクト@図書館はいいぞ (@oixi_soredeiino) June 19, 2020
非情に残酷な現実を思い知らされます。
頭にある語彙(単語)に思考が引っ張られる話を思い出しました。
第3章 非行少年に共通する特徴
非行少年に共通する特徴
— 映画『許された子どもたち』 (@fusyobun) May 9, 2020
・認知機能の弱さ
・感情統制の弱さ
・融通の利かなさ
・不適切な自己評価
・対人スキルの乏しさ
+1身体的不器用さ
宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』 pic.twitter.com/hW9PI7wcSu
『ケーキの切れない非行少年たち』で紹介されてた行為計画検査、「あーしてこーしたらこーなる」という複雑な予測を立てる脳の力を見るものらしいんだけど普通に難しくない??? 本には図しか載ってなくて更に分かりづらくて頭抱えた (添付画像出典 https://t.co/ZoJVKHTfOB) pic.twitter.com/L1YRFxLXRq
— noi (@noi_chu) December 17, 2019
第4章 気づかれない子どもたち
これは地獄…宮口幸治先生の『ケーキの切れない非行少年たち』でも取り上げられていた。精神障害や高次脳機能障害、軽度知的障害などを持つ子どもたちは親や学校から気づかれないまま、十分な対応を受けずに大人になり、職を転々としたり犯罪をおかしたりしてしまう。十分な対応を社会がすることが大事 https://t.co/XbVKVSYsWQ
— Minori (@minotonefinland) November 5, 2019
第5章 忘れられた人々
宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』が売れてると聞いて読んだらすごかった
— 加美 (@kaminarey) April 24, 2020
@犯罪反省や行動療法等治療には一定以上の認知能力が必要だが、認知が著しく低い少年少女が少年院には多数。
A福祉ケアが本来必要だが学校卒業後に「忘れられた人々」の存在
と辛い気持ちにhttps://t.co/jqlKXmdwXz
「軽度知的障害やグレーゾーンであれば健常人と見分けがつかず、当然のように放っておかれ、さらに軽度といった言葉から『支援もあまり必要でない』と誤解され、また本人も普通を装って支援を拒否したりするため、支援を受ける機会を逃してしまうのです」宮口幸治氏 https://t.co/DdMFwOJwkX
— モダンギャルド modern-garde (@moderngarde) October 7, 2020
「…イジメ被害に遭っており、そのストレスで幼女などを見つけて性加害を行っている…」
— Wantanco(99.99認定薬剤師) (@kameco875) October 23, 2019
ケーキの切れない非行少年たち/宮口幸治
この著者がアドラー を読んだらどう考えるのか気になる。別にどっちが正しいとかではなくて
第6章 褒める教育だけでは問題は解決しない
一気に読んだ📖
— 田村 和也 / 子どもの健康に関わる! (@tamucchijapan) July 24, 2020
印象に残ったワードは
・「反省以前」の子どもたち
・褒める教育だけでは問題は解決しない
・「自己への気づき」と「自己評価の向上」
・子どもへの3方向の支援
子どもに興味をもってあげること、さまざまな人と関わる機会があることの重要性を再認識できる良本でした!#読書メモ pic.twitter.com/47u9shbbm4
昨日の宮口先生のコグトレ研修会の話の続き。
— SONO@娘ほえたんの連絡帳あるよ (@sono0926) November 6, 2016
コグトレは、これまでの支援が、
問題解決力の向上
対人スキルの向上
危険を避ける
感情コントロール
といった社会面の支援であったのに対して、
認知機能の強化
不器用さの改善
という機能面への直接的働きかけをします。#コグトレ

第7章 ではどうすれば?1日5分で日本を変える
・「自己への気づき」と「自己評価の向上」が必要
宮口幸治先生のコグトレ(認知機能強化トレーニング)。記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断等の認知機能を高め、生活や学習の基礎を作る事を狙いとしている。覚える、数える、写す、見つける、想像する内容のプリントが中心。僕は自主学習で利用してる。学習の基礎作りや小さな躓きの改善にお薦め。 pic.twitter.com/N9r6Jpu9Xi
— みはる (@Miharu106) March 13, 2019

おわりに



【参考書評等】
・Amazon書評
・読書メーター

