2024年12月04日

峰 宗太郎「病理医が切実に伝えたい 病気の仕組みと予防の正解」+α

本題に入る前に+α⚽案件。
個々の試合に関する詳しいことや総括、F・マリノス、ヴィッセルサポを中心とした他の⚽系の方々の見解等はこちらをご覧いただくとして、
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前振りとは関係ないけど、読書感想文シリーズの中から今回は(下書き済み&公開待ちの)在庫の中より古いものから蔵出し。
病理医が切実に伝えたい 病気の仕組みと予防の正解 - 峰 宗太郎
📖病理医が切実に伝えたい 病気の仕組みと予防の正解

重要な部分は太字下線などで強調して見やすいと同時に、内容もきちんとした理論的構成でわかりやすいです。

というありきたりな感想から


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📖峰 宗太郎病理医が切実に伝えたい 病気の仕組みと予防の正解」(マガジンハウス
◇内容紹介
その健康法は本当に正しい?
科学が実証した「知識」と「習慣」

●発がん性を持つ意外な物質とは?
●ワクチンで感染を防げるのはどうして?
●「免疫システム」を維持する方法とは?

本書では「病気」についての基礎知識と、「予防」についての具体的な方法をまとめました。
私はこれまで病理医として、病気で亡くなった方々を200例以上解剖してきました。
そのたびにいつも思うことがあるのです。
「手遅れになってしまう前にもっとできることは、たくさんあったかもしれないのに……」と。
その切実な思いが執筆の動機になりました。
この本から、「健康を自分で守る」術を学んでほしい。
そう強く願っています。――著者

◇目次
はじめに
病気そのものの専門家として伝えたい「病気」と「予防」の話

【1時間目】日本人の2人に1人がかかるいちばん身近な「がん」の話
日本人の死因の3分の1を占める「謎の病気」/良性と悪性の違いは「命に関わるかどうか」/「がん」と「癌」と「ガン」の違い、知ってますか?/たばこ、飲酒、感染症……がんのリスクを高めること/「焦げ」を食べるとがんになる?

【2時間目】今だからこそ伝えたい「感染症」の歴史と予防法
「細菌」や「ウイルス」などが感染症を起こす/風邪、食中毒、梅毒……実は身近な感染症/ウイルスの発見と感染症の歴史/私たちの体を守る「免疫の仕組み」/「免疫を上げよう!」の落とし穴

【3時間目】ちょっとした不調、そして慢性の病気とどう付き合う?
「健康」でいるための3つの柱/高血圧、高脂血症、糖尿病……なぜかかったらダメなの?/血液の「流れ」が滞ると病気になる/薬は「効果」と「副作用」を天秤にかける/自律神経が「失調」すると病気になる?/認知症「診断」と「治療」の最前線

【4時間目】科学が実証した「病気にならない習慣」
病気を防ぐ食事のヒント/「食べてはいけない」「これさえ食べれば大丈夫」の真実/「ファスティング」や「サプリメント」は効果あり?/メンタルは「気合いと根性」では守れない/ストレスを抱え込まない習慣

【5時間目】後悔しない「情報の集め方」と「医療への頼り方」
「権威主義」「属人主義」から抜け出す/信頼できる医師、病院の見極め方/電車を利用するかのように、医療を利用する/「病院に行くべきか、行かざるべきか」──どう判断する?/「病気の治療」を人生の「目的」にしてはいけない

【巻末付録】超厳選! おすすめブックリスト

◇著者プロフィール
峰 宗太郎(みね・そうたろう)
1981年京都府生まれ。神奈川県で育つ。京都大学薬学部、名古屋大学医学部医学科卒業、東京大学大学院医学系研究科修了。国立国際医療研究センター病院、国立感染症研究所、アメリカ国立アレルギー感染症研究所などを経て、2022年から2024年まで国立感染症研究所主任研究官。専門分野は病理学(血液病理・感染病理)、ウイルス学、免疫学。新興ウイルス感染症やワクチンの研究も行っている。X(旧Twitter)において新型コロナウイルス感染症などに関連するエビデンスに基づく情報発信に努め、フォロワーから「ばぶ先生」の愛称で親しまれている。
著書に『新型コロナとワクチン知らないと不都合な真実』(日経プレミアシリーズ)『しっかりわかるワクチンと免疫の基礎知識』(池田書店)などがある。
【2024年6月発行/2024.7.19読了】
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【備忘録】
はじめに
病理医はいつも患者さんとともに病気と健康について考えています!(日本病理学会広報委員会)

1時間目 日本人の2人に1人がかかるいちばん身近な「がん」の話
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2時間目 今だからこそ伝えたい「感染症」の歴史と予防法
しっかりわかる ワクチンと免疫の基礎知識 - 峰 宗太郎
・(本書では)「『免疫力』を上げる」「アレルギー体質」は医学的に見ると怪しい(本の記述には「は」が入ってますがたぶん誤植)と書いてあるのに…
>著者も「アレルギー体質」って言葉使ってるじゃん???

3時間目 ちょっとした不調、そして慢性の病気とどう付き合う?
・健康診断は適切なスパンで受けて、その結果を受けてかかりつけ医に相談するようにして、一次予防の活用する(本書では「半年に一度」)
・「血管年齢を若返らせる」のではなく、「動脈硬化の進行を極力遅らせる」
・血管を「強くする」のではなく「なるべく弱らせない」
・よい作用しか出ない薬は存在しない
・認知症〜頑固になった程度の話ではなく、被害妄想や誇大妄想に見える言動や異常行動が見えたら、すぐに専門医へ

4時間目 科学が実証した「病気にならない習慣」
・食事は「健康になるため」ではなく、「おいしいから」食べる
・医学の観点からすると野生の生き物をむやみやたらと加工せずに食べるのは避けた方がいいい
・牛乳や小麦製品をとっても何も体に異常が起こらないのなら、しいて避ける必要はない
・化学物質に過度に神経質になる必要はない
・加工食品に多く使われているトランス脂肪酸はちょっと問題がある
・基本的に油で問題になるのは「量」
・コーヒーやお茶を飲み過ぎたときに手が震えるとか、頭痛や胃もたれ、眠れなくなるという不具合が起きる人は量に気を付けて楽しむ
・少なくとも肉体の健康における飲酒の良い効果は、現代医学ではほぼ完全に否定されつつある
>要は、その食品・飲料を摂ってなんらかの異常が出れば(それは体にとって合わないものゆえ)避けた方がいい
・「食を絶つ」よりも、「賢く食べる」「生活習慣を整える」方が重要
・妊婦には「葉酸」サプリは勧めたい。「ビタミンD」サプリは服用を検討してもいい。「ビタミンA」は過剰摂取で胎児に奇形の可能性が高まる
・メンタルは気合と根性では守れない
→まずはリラックス。あまり無理は重ねない
・いつものストレス解消法でも効き目がなく「なんかおかしいな」と感じる気分の状態になったら、迷わず精神科医に受診を
・ストレス解消は睡眠と運動をメインに、食事をサブに
・「朝に目ざめ、日中は活動し、夜は眠る」の基本的なリズムが崩れるのはなるべく避けたい


5時間目 後悔しない「情報の集め方」と「医療への頼り方」
・権威主義と属人主義から抜け出す。向こうからやってくる情報を怪しむ
・情報で問われるのは中身そのもの
・医者の腕を見極めるチェックポイント
(1)専門が明確であること
(2)日本医学会の分科会である学会に属している医師であること
(3)学会が定めた診療ガイドラインに沿った治療をしていること
・病気になったら医師に聞きたいこと
(1)私の病気はなんですか?
(2)診断の根拠はなんですか?
(3)標準治療はなんですか?
(4)先生は標準治療をできますか?今までの実績は?
(5)別の先生を紹介していただくことはできますか?
・医者選びは「話しやすさ」より「腕がいいか」を最優先に
・「おかしい」と感じたらすぐに病院に行く
・「病気を治せるかどうか」が医者選びの重要ポイント


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 09:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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