2025年03月15日

JR南武線の駅メロが廃止される前に登戸駅と武蔵溝ノ口駅で聴いてきた件を前振りに、今尾恵介「地名の魔力〜惹きつけ、惑わす、不思議な力」

本題に入る前に、一昨日(3/13・木)はこちらへ。
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このLIVEに関する当ブログ内での掘り下げは後日2025年3月度の推し活総括エントリー(→2025年2月分はこちら。また、3/2分はCP+2025と一緒にブログ記事化済み)の中で述べるとして(静止画のみ撮影可につき)この日にスマホとコンデジで撮った画像集を先行してGoogleフォトで公開済み。
Canon コンパクトデジタルカメラ IXY 650 シルバー 光学12倍ズーム/Wi-Fi対応 IXY650SL
LIVE会場のある渋谷に行くのに小田急小田原線沿線民なら下北沢駅で京王井の頭線に乗り換えるか、宇田川町、道玄坂方面なら代々木八幡駅から歩けないこともないところ、このLIVEの前に2つの目的があって登戸駅で途中下車。
その1:スターバックス小田急登戸駅店春空 ミルクコーヒー フラペチーノR(ミルクコーヒーとストロベリーボールの甘酸っぱいサプライズが楽しめるフラペチーノ)を飲む。
もう1つは、本日(3/15)からの南武線ワンマン化でなくなる前に南武線の駅メロを聴いておきたい(できれば記録に残す)
登戸駅で快速立川行の分、武蔵溝ノ口駅で登戸から乗ってきた各駅停車川崎行を降りて駅メロ等撮影。
武蔵溝ノ口駅で南武線から東急田園都市線に乗り換えたわけですが…
しかも、地名は「(川崎市高津区)溝口」ですし…
という流れで、地名と駅名の表記のブレの件でここも載っているこの本の紹介を。
地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不思議な力 - 今尾 恵介
📖地名の魔力 惹きつけ、惑わす、不思議な力 - 今尾 恵介

P28 神戸という地名を「こうべ」と読むのはむしろ少数派
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それ以外に管理人自身の地元(神奈川県)が出てくるのは…

P20 当て字や作字で表した「方言漢字」の一例として「湘南」


P26 「濁点はお嫌いですか?」の一例として「長津田(ながつた)」(神奈川県横浜市緑区)


P32〜34 「一関と一ノ関、四谷と四ツ谷−混乱する表記」の一例として、「江ノ島(神奈川県藤沢市)〜江ノ島、江の島、江島、江之島」
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と(前述分とかぶりますが)「溝口(神奈川県川崎市高津区)〜溝の口、溝ノ口、溝口」
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と「茅ヶ崎(神奈川県茅ヶ崎市)〜茅ケ崎、茅ヶ崎」など

P42 「上流・下流で異なる川の名前」〜橋の名前に残された”呼称”の一例として、多摩川に架かる東海道本線の橋は「六郷川橋梁」
と相模川に架かる橋「馬入川橋梁」
>ちなみに、上流の東海道新幹線と小田急線の橋はともに「相模川橋梁」

P87 住所だけに残る「郡」とは何か?〜1889(明治22)年の町村制施行時点で神奈川県三浦郡には横須賀町、浦賀町、三崎町の3町のほかに12の村、同高座軍にも23町村が存在したが、現在は三浦郡には葉山町、高座郡には寒川町のみ

P137 稲と中世城郭で「稲城」〜稲城に隣接する神奈川県の村には、橘樹(たちばな)郡稲田(いなだ)村があった。1938(昭和13)年に川崎市に編入され消滅したが、稲田堤の駅名はその名残り

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📖今尾 恵介「地名の魔力〜惹きつけ、惑わす、不思議な力PHP
 「田舎臭い」ので変えられた地名

 「墓地前」「蛇」ではアレなので変えられた地名

 「マツザカギュウ」の読みにイラっとする松阪市民?

 消えた東京の地名

 本書では、40の「地名」にまつわる摩訶不思議なエピソードをご紹介します。

 「地名には古代からの数千年を超える歴史をもったものから、令和の現代に生まれたものまで混在しているのが実情です。宅配便の宛名や契約書に記すのに頻繁に使う『日用品』であると同時に、『無形文化財』としての側面も併せ持っています。(中略)

 その両面を認識しつつ、次世代に引き渡すべきものなので、取り扱いが難しい点が少なくありません。そんな『魔力』付きの地名というものを、本書を通じて少しでも考えていただくきっかけとなれば著者としては嬉しいことです。」(「おわりに」より)

◇目次
●はじめに 仮想地名「ウサギクボ」が生まれるとき
●第1章 ああ、紛らわしき日本の地名 ところ変われば、名も変わる
●第2章 「平成の大合併」が変えた地名 人あるところ、忖度あり
●第3章 消えた東京の地名 23区編
●第4章 変わりゆく東京の地名 三多摩編
●第5章 一目瞭然! 地名を見ればわかること
●おわりに 地名の「魔力」のトリセツ

◇著者について
今尾恵介(イマオ ケイスケ)
地図研究家。1959年横浜市出身。明治大学文学部ドイツ文学専攻中退。一般財団法人日本地図センター客員研究員、日本地図学会「地図と地名」専門部会主査などを務める。著書に『地図マニア 空想の旅』(集英社インターナショナル/第2回斎藤茂太賞受賞)、『今尾恵介責任編集 地図と鉄道』(洋泉社/第43回交通図書賞受賞)、『地名崩壊』(角川新書)、『地図帳の深読み』(帝国書院)、監修に『日本200年地図』(河出書房新社/第13回日本地図学会学会賞作品・出版賞受賞)など多数。
【2024年10月発行/2025.3.9読了】
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【備忘録】
はじめに 仮想地名「ウサギクボ」が生まれるとき
地名の研究 (講談社学術文庫) - 柳田國男
「地名」とは、要するに二人以上の人の間に共同に使用せらるる符号

第1章 ああ、紛らわしき日本の地名 ところ変われば、名も変わる
・われわれの祖先は、当て字や作字を駆使して、自らの地名を表現
・地図にはない、通称地名
東京都三多摩原人 - 久住昌之当ブログ2016年12月3日付書評
(現島根県安来市)

第2章 「平成の大合併」が変えた地名 人あるところ、忖度あり


第3章 消えた東京の地名 23区編


第4章 変わりゆく東京の地名 三多摩編


第5章 一目瞭然! 地名を見ればわかること
>著者いわく「地名だけではわからない。家を買うならハザードマップより土地の『古老』の話に耳を傾けた方がいいかも」

おわりに 地名の「魔力」のトリセツ
・地名には宛名という「日用品」であると同時に「無形文化財」の側面もある


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 09:00| 神奈川 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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