2025年12月24日

⚽Jリーグから黒田 剛監督およびFC町田ゼルビアに対しけん責処分の件を前振りに、齋藤 孝「折れない心は、言葉でつくる」

という掲題にしたのは、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)のリリースならびにFC町田ゼルビアのリリースの文面に従っただけですが…
1.対象事案
黒田監督は、2023年頃からFC町田ゼルビア(以下「本件クラブ」という。)に所属する選手らの前で、自らの意向に沿わない選手がいれば、造反者といった表現を用いて排除する意図を持った発言や、練習中に選手およびチームスタッフの前で特定のコーチに対して大声で怒鳴る行為懇親会の場でのスタッフに対する暴言等の不適切な発言があった。

って、「単に手や足を出さなかった(暴力行為がなかったから)けん責処分に留まっただけで、それもパワハラじゃね?」と一瞬思ったものの、Grokに訊ねた結果…

なぜパワハラ認定されなかったかJ
 リーグはこれらの行為を「他者への人権や尊厳の観点から不適切で、決して許されるものではない」と強く非難しつつ、法的な観点からパワハラとは認定しませんでした。

 主な理由は以下の通りです:
法的な定義に該当しない:
 パワハラの認定には、労働施策総合推進法の3要件(@優越的地位の利用、A業務上必要・相当の範囲を超える行為、B就業環境の害悪)が必要ですが、いずれも満たさないと判断。具体的には、暴力などの有形力行使がなく、規律違反の悪質性が極端に高いとは言えない点が考慮されました。

監督の態度とクラブの対応の問題:
 黒田監督は行為の多くを認めず、真摯な反省が不足。クラブの調査も不十分(顧問弁護士の同席ミス、相談窓口の中立性欠如、経営陣の是正機能不全)で、内部統制の不備が指摘されましたが、これらがパワハラ認定を上回る悪質性とは見なされませんでした。
 
全体の文脈
 Jリーグの執行役員(青影宜典氏)は「暴言だと認識」しつつ、組織ガバナンスの改善を強調。クラブは当初「パワハラは事実無根」と主張していましたが、処分後には責任を認め、信頼回復に努めるとの声明を出しています。

ということで、「パワハラ」の法的要件は満たしていないけど、「Jリーグ規約」や「JFA指導者に関する規則」には違反しているから「JFA懲罰規程」に基づき、監督ならびにクラブに「けん責処分」(始末書をとり、将来を戒める)を下した。

すなわち、レッドカードではなくて、イエローカードだったということで、一件落着

ってそんなわけあるかい(# ゚Д゚)
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それはさておき、黒田監督から暴言を受けた方々はじめ、他人からの心無い言葉に苦しんでいる方にぜひとも読んでいただきたい本の紹介を

折れない心は、言葉でつくる - 齋藤孝
📖折れない心は、言葉でつくる
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「自分だけは、絶対に自分の味方でいる」

はじめ、ホンマ、それ

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📖齋藤 孝「折れない心は、言葉でつくる」(日本実業出版社
◇内容紹介(出版社より)
◎SNS、職場、家庭ーー心が疲れてしまうその前に。
 「絶対大丈夫」そのひと言が、あなたの盾になる。
 齋藤孝が教える、「言葉で心を守る技術」
◎心を守る技術、回復させる知恵、
 そして、前に進む力の源泉としての「言葉の力」
SNSや日常生活など、尖った言葉が横行する社会の中でダメージを受けている人、
心が沈んでいる人に向けて、自分の心を強くしてくれる言葉の数々を紹介します。
読者が日々直面するさまざまな状況に対応できるための的確なアドバイスとエールを齋藤孝が送ります。
他社の言葉に振り回されず、"自分がつくる言葉"で心を強くすることができる1冊です。

◇目 次
第1章 心を守る言葉の盾ーネットの誹謗中傷や暴言に打ちのめされないために
第2章 働く心を折らない言葉ーストレスを成長のエネルギーに変えるには
第3章 心が休まる場所を設計する技術ー安心と安全の空間を自分の言葉でつくる
第4章 自分への声かけがすべてを変えるー内なる言葉が人生の質を左右する
第5章 情報とともに走る力ー折れない心を育てる「遠くを見る技術」
最終章 ”言葉の持ち主”になるということー縁を生み、道を拓く、人生後半の言葉力

◇著者プロフィール
齋藤 孝(さいとう・たかし)
1960年、静岡県生まれ。明治大学文学部教授。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程等を経て、現職。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。『身体感覚を取り戻す』(NHK出版)で新潮学芸賞受賞。『声に出して読みたい日本語』(草思社)がシリーズ260万部のベストセラーになり日本語ブームをつくる。
『本当の「心の強さ」ってなんだろう?』(誠文堂新光社)、『昭和歌謡界隈の歩き方』(白秋社)、『僕の推しキャラたちの名言・名セリフ』(合同出版)など著書多数。NHK Eテレ「にほんごであそぼ」総合指導、フジテレビ「全力! 脱力タイムズ」、日本テレビ「ZIP!」など、TVコメンテーターとしても活躍中。
【2025年7月発行/2025.12.19読了】
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【備忘録】
はじめに
・言葉で心を守ることは、誰にもできること

第1章 心を守る言葉の盾ーネットの誹謗中傷や暴言に打ちのめされないために
・心を守るためにあえて距離を取ること、遮断することことこそが、社会を生き抜くうえでの知性であり、選択の技術
・エゴサーチはしない
・情報も海の中では、静けさが力になる
→(知らない人の言葉には、基本的に応答しないという方針に基づき)著者はLINEは使わず、X(旧Twitter)もコメントを受け取らない設定にしている
→反応がない寂しさはあるものの、それ以上に心が安定し、創造的な活動に集中できている
・人を傷つける言葉をコントロールするためにネガティブなことは書かない
・今の人たちはメンタルは弱いというよりも、メンタルが不安定になる要素に囲まれている
・比べず、惑わず、自分で整える
・自慢は美しさではなく、浅ましさの表れ
・自分が自分の味方でいる

コラム1 ブロックすることは存在の拒否
・ブロックされた方にとっては存在を拒否されたように感じるため、ショックが大きい
→女性が男性から受ける犯罪の中には、SNSでブロックされたことで激高され、それが引き金になったケースもある
>管理人の個人的感想は「弁護士の入れ知恵説」ですが…
・関わりたくない場合は(ブロックしないと身の危険がある場合を除き)ゆるやかにフェードアウトするのがいいでしょう
・逆にブロックされた方は(特段のトラブルがない場合でも)いちいち理由を考えるだけ無駄(とまでは書いてない)

コラム2 世界中のコメントから連帯感を得る
・「共同主観性」とは、各人の主観の共同的に重なる部分
(あるいは「主観性」と「客観性」の間に成立する「間主観性」ともいう)
間主観性の現象学その方法 (ちくま学芸文庫 フ 21-2) - エトムント フッサール, Husserl,Edmund, 辰二, 浜渦, 一郎, 山口
・共同主観性が醸成される場面は、意外にも今はネット空間なのでは?
・多くのものを見ていると、怪しそうなものは自然とわかるようになっていく。そういう意味合いもあって、著者は大量のネット情報に触れるようにしている
・コメント欄の中の意見を拾いながら「ああなるほど、そういうものの見方もあるよね」と教えてもらっている

第2章 働く心を折らない言葉ーストレスを成長のエネルギーに変えるには
・言葉で「見える化」すれば、ストレスは味方になる
・倒れない人は3つの柱を持っている
>当ブログも⚾、⚽、📖の三本柱
・寄り道は心を守る道になる
・助けを呼べる人が一番強い
・「これをすれば大丈夫」という安心材料を持つ
・短所を資源に変える視点を持つ
(物事は考え方次第)
・心の中に、誰にも踏む込めない平和な空間を

コラム3 フェアな目を持つ
・フェアな目を持っている人をひとりは見つけておく
・相手の言うことをきちんと聞いて、何を求められているのか十分納得できてから具体的な業務に取り掛かる

コラム4 親しき仲にもほめコメあり
・最低限のマナーとして「ドタキャンしない」
・「行けたら行く」というのも社会性に欠けると判断されやすい
・ネガティブなことや、相手を悪く言うことをしない
・「人間はそう変わらない」と認識すれば、他人に期待し過ぎなくて済む

第3章 心が休まる場所を設計する技術ー安心と安全の空間を自分の言葉でつくる
情報活用のうまい人がやっている3色ボールペンの使い方 - 齋藤孝
・赤〜心からわかり合える人、青〜適度に話しやすい人、緑〜たまに会うと面白い人として、それぞれ各1人、計3人を心のよりどころにすると心は折れにくくなる
>個人的には赤0、青と緑は多数
・大人の関係では、そもそも相手に過度な期待をしないことが重要
・雑談できる人がいればそれが友だち
>そのレベルなら多数いる
・歳月はただ過ぎるだけではなく、人間関係を整える”時間の技術”でもある
・1日の終わりに読む一節が人生を整える
・人の話を聴く基本は「笑う・驚く・褒める」
・褒め言葉は心の距離を一気に縮める魔法

コラム5 共同生活ができる力を身につける
・時代は変化しているので、昔を美化するのは公平ではない。「査定」よりも「縁」を大事に
・鈍さとゆるやかさを上手く組み合わせると、人間関係はうまくいくようになる

コラム6 職場は雑談する場だ
・何か共通のネタが見つかると人間関係が圧倒的に楽になる
・対人関係の緊張感は人を疲れさせるが、雑談はそれを緩和させるもの

第4章 自分への声かけがすべてを変えるー内なる言葉が人生の質を左右する
・自分は自分の味方
・勝っても負けても、自分を信じる。それが本当の自己肯定力
・自己肯定力は「結果」ではなく「存在」に宿る
・自分の中に「誰にも傷つけられない中心」を持つ
・自分を守る言葉は誰よりも自分が語ってあげるもの
・評価ではなく「習慣」で自分を整える
・前向きな一言が、自己肯定感の習慣になる
・大切なのは「他人の舞台」を見過ぎないこと
・向上心ではなく「向上感」を育てる
→「ちょっとできた」が心を整える
・憧れて、試して、少しできる。それが自己肯定感になる
・知的な刺激さえあれば自己肯定感は上がるもの

コラム7 男は45歳が魅力の分岐点
・どこに行ってもたいして人気がないのが、45歳以上の男性(不機嫌そうに見える)
>第4章まではいいことを言っていたのに、ここで45歳以上の男性を敵に回す記述が(´・ω・`)

コラム8 中高年男性は「キモっ」爆弾にご注意を
・とにかく「明るく軽やかに」ということが大切で、「暗くて重い」は相手にダメージを与える

第5章 情報とともに走る力ー折れない心を育てる「遠くを見る技術」
・止まらずに走ることは、時代を生き抜く力になる
・運は天からではなく、人から降ってくる
・人をつなぐのは、有益な一言のストック力
・得意はシェアしてこそ生きる
・情報は惜しまず、熱いうちに伝える
・情報と経験が心の試算になる
・”兆し”は「データ」の中にある

コラム9 ICT活用は上手い人に訊け
・できるだけ頭が固くならないうちに、詳しい人に訊いたり、協力し合ったりしながら早いうちにスキルを取得していく

コラム10 データ活用は創造性で変わる
・評価は創造である
ツァラトゥストラは こう言った 上 (岩波文庫) - ニーチェ, 氷上 英廣ファスト&スロー (上) - ダニエル カーネマン, 村井 章子, 村井 章子

最終章 ”言葉の持ち主”になるということー縁を生み、道を拓く、人生後半の言葉力
・柱が三本あれば安心して冒険できる
・肩書きがなくなっても最後に残るのは「人の縁」と「情報の力」
・聞く力が言葉の金脈を掘り当てる
・一流に触れれば、自分も磨かれる
・素直さ(謙虚さ)が学びを最強にする
・居心地のよさに未来はない(できないことを楽しむ)
・向上感があれば年齢は関係ない
・今の努力は未来のための仕込み

コラム11 『おじいさんのランプ』を見直す
おじいさんのランプ - 新美南吉
・変わらないもの、絶対に揺るがないものはないと考えて、自分を柔軟にスライドさせていく勇気が必要。「案ずるより産むがやすし」の精神で明るく柔軟に

おわりに
・言葉を書き留めることで力に変える
文庫 決定版 五輪書 現代語訳 (草思社文庫 み 1-1) - 宮本 武蔵, 大倉 隆二
→工夫・吟味・鍛錬を3点セットにして身につけ、技化して欲しい


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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 10:30| 神奈川 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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