2025年11月01日

湘南ベルマーレ山口 智監督今シーズン限りで退任の件を前振りに、「それってあなたの感想ですよね」−論破の功罪−/物江 潤

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本題に入る前に鱗滝左近次さんに(上掲のとおり)一言言ってもらいたい件。
そもそも、前任の浮嶋 敏氏を唐突に解任した件がいまだに納得いかず、モヤモヤした気持にされたまま、最低限のノルマ’(J1残留)はなんとか達成も、それが2021〜2024年まで毎年同じことの繰り返し…
今シーズンは2025年は開幕3連勝で一旦は首位に立ち、「今年はいつもと違う。もっと上に行けるかも。」と慢心してしまったのかもしらんけど…
その後は(弱点を対策されて)勝ちに恵まれず、リーグ戦では5/11の第15節アウェイ東京ヴェルディ戦を最後に19戦勝ちなしと低迷。
そして、第35節(10/26 vs 福岡)で敗戦でJ2降格決定と見事な右肩下がり。
(福田翔生、鈴木淳之介、畑大雅3選手の流出とGK上福元の負傷離脱はあったとはいえ、新加入選手もいるわけだからもう少しやりようがあったのでは?と思わないでもない)
もっとも、(育成力はあっても、采配面では選手交代が後手に回りがちで、戦術面では上手くいかなかったときのプランBのない)監督だけに責任を被せるのも適切ではなく…
シーズンチケット会員に送った「継続入会案内」に同封の「選手直筆サイン入りメッセージカード」が適宜シャッフルされず、同一世帯内に同一選手のカードが届く事象発生などバックサポート側でも締まらないことばかり(^_^;)
そのうえ、収益も良くないなど経営面でも選手上りの社長の限界が見えてきたし…
Jリーグオフィシャルトレーディングカード 080 石井久継 湘南ベルマーレ (レギュラーカード) EPOCH 2024 スペシャルエディション#252 : 日本対ブラジル徹底分析&細貝社長のお仕事トカゲのしっぽ 約束のかたち (鈴の音童話) - 須長 和子, 佐藤 真紀子
監督だけ責任を取って辞めて終わりというトカゲのしっぽ切りで収束は絶対によくないと思うと申し添えて、さらに詳しいことや他のベルサポの見解等はこちらをご覧いただくとして、
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あれこれ言っても結局はこれ

「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―(新潮新書) - 物江潤
📖「それってあなたの感想ですよね」―論破の功罪―(新潮新書)

本の内容は副題の方の「論破の功罪」の方が適切だと思うんですが…

そもそも、この手の本のタイトルは著者が最初から決めているものではなく、出版社の方が提案してくるのがお約束らしいとか…

となれば、「論破の功罪」というタイトルでは売れないだろうから、ひろゆき氏の名?セリフ「それってあなたの感想ですよね」をメインタイトルにすれば、インパクトがあって売れるかもしらんけど…

と営業的視点で提案してくるのもありえますね

「それってあなたの感想ですよね」と言われそうなキガス(^_^;)

(データに基づいて話をするわけではないので、「それで何が悪い?」で論破w)



それはさておき、新潮新書さん。文字が小さい上にフォントが細すぎて読みにくい問題…

それでも、昔よりは大きくなったようですが、老眼が進んで(管理人は若いころから乱視混じりの近視)眼鏡外した方が読みやすいという状況に(^_^;)

岩波新書に至っては
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ちなみに、本書の内容についてはこれが一番よくまとまっている模様

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📖物江 潤/「それってあなたの感想ですよね」 論破の功罪 新潮新書
挑発的な物言い、過剰なエビデンス主義、旧来の規範の軽視――とかく相手を「論破」することを是とし、かつ煽る「ひろゆき氏的な思想」が若者たちを魅了している。しかし、その行き着く先にあるのは、SNSでの誹謗中傷、過激YouTuberに外食テロ、FIREブームなど、現代特有の社会問題の数々である。ニーチェや三島由紀夫ら先人の思想をもとに、この危うい思考スタイルを乗り越える道を示す。

◇目次
はじめに

序章 Z世代と年賀状

第1章 ひろゆき氏的な思想とはなにか
整形を厭わない女子高生/存在の耐えられない軽さ/努力神話の欺瞞/本音と不謹慎に潜むリスク/全人的教育はもう無理/「開かれた学校」の末路/格差を認める思想/「自分を信じず、努力もしない」受験指導法/入試改革に見る新自由主義経済/「それってあなたの感想ですよね」の落とし穴/ニーチェが予言したひろゆき氏の存在

第2章 規範が消えた世界で起こること
ポスト規範としての「空気」/DMで告白するZ世代/モノサシが違いまんねや/外食テロと脛に疵持つ大人たち/誹謗中傷モンスターを生む仕組み/見たくないけど、見てしまう/「勉強垢」と承認欲求の罠/過激YouTuberが欠く「不謹慎の倫理」/スピリチュアルに癒される/笑えない陰謀論の話/「人の夢に便乗」でもいい/推しとの距離感が大事/推し活と永遠回帰/ やっぱり主人公になりたい人は/「人生は暇つぶし」思想の行きつく先/コンプライアンスが破壊するもの

第3章 感想を復権する
そのデータ、本当に読み解けますか/お気持ち論理学の危険性/ロジカル過ぎてバカにされる小泉構文/理不尽な留年通知のナゾ/賞味期限切れかけの議論モデル/「普遍から普遍」ではなく「仮定から限定」へ/匂わせ炎上に見る「灰色は黒」の感覚/Z世代が昭和に憧れる理由/数学者が重要視するのは「感想」/クールな共生をするZ世代/現代社会を生き抜くためのヒルベルト的発想法

終章 空白の蓄積というレガシー
三島由紀夫への異論/『文化防衛論』の明らかな濁り/三島らしからぬ矛盾/サンタクロースと数学の共通点/ザインとしての天皇、ゾルレンとしての天皇/論理的であるためにこそ「感想」が必要/FIREの先に待ち受ける現実/ニーチェが本当にしたかったこと/推し活で超末人を目指す/「人生は無意味」と嘆く若者たちへ/論理抜きに断言できることを増やせ/「これでいいのだ!」とは言えなかった三島/「あやふやな猥褻な日本国」の強み/一にして多、多にして一

おわりに

参考文献一覧

◇著者情報
物江 潤(ものえ・じゅん)
一九八五年(昭和六〇)年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は福島市で塾を経営する傍ら社会批評を中心に執筆活動に取り組む。著書に『空気が支配する国』『デマ・陰謀論・カルト』など。
【2024年10月発行/2025.7.15読了】
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【備忘録】
はじめに
・(著者が)塾の生徒に「それってあなたの感想ですよね」と言われたときには、「その言葉は本当に危うい。破滅への道に通ずる」ときちんと叱った
・論破の弊害は敵/見方が明確に分かれてしまう
・論理やデータは大切だし、議論をすれば論破をすることもあるだろうけど、これらに至上の価値を認めてしまう現代の風潮は、どうにも腑に落ちない

序章 Z世代と年賀状
・理不尽な規範なら改めるべきだし、張りぼての権威であれば否定した方がいいけれど…
・規範や権威を否定することで得られる快適さには即効性がある一方で、デメリットが遅れて生ずるため把握は難しいものの、その悪影響は確実に存在する
・ひろゆき的な思想は限られた勝者が得をする思想(様々なレベルでの格差拡大につながる)

第1章 ひろゆき氏的な思想とはなにか
1%の努力 - ひろゆき
・規範を壊すのが容易になったという視点だけではなく、その規範を守るのが難しくなったので壊さざるを得ないという見方もできる
存在の耐えられない軽さ (集英社文庫) - ミラン・クンデラ, 千野栄一図解 東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法 - 河野 玄斗
・受験勉強には残酷なまでの適性がある〜誰でも頑張れば成績は上がるという考えは無責任な世迷言であるばかりか、適性のない生徒に対する呪詛ですらある


第2章 規範が消えた世界で起こること
首領への道01 - 石原興, 清水健太郎笑い (ちくま学芸文庫) - アンリ・ベルクソン, 合田 正人, 平賀 裕貴
>ここまで踏み込んだ内容は本書にはありませんが…
野の医者は笑う 心の治療とは何か? (文春文庫) - 東畑 開人
人類にとって「推し」とは何なのか、イケメン俳優オタクの僕が本気出して考えてみた - 横川 良明エーゲ 永遠回帰の海 (ちくま文庫) - 立花 隆, 須田慎太郎最強伝説 黒沢 1 - 福本 伸行人生は最高の暇つぶし - 可憐なアイボリー
・コンプライアンスは規範とは違って、共同体の内外を峻別しない
不適切にもほどがある!

第3章 感想を復権する
デジタル教育という幻想: GIGAスクール構想の過ち (1047;1047) (平凡社新書 1047) - 物江 潤論理学をつくる - 戸田山 和久無限の果てに何があるか 現代数学への招待 (角川ソフィア文庫) - 足立 恒雄「論理的思考」の社会的構築 フランスの思考表現スタイルと言葉の教育 - 渡邉 雅子
ヒルベルト――現代数学の巨峰 (岩波現代文庫) - C.リード, Constance Reid, 彌永 健一

終章 空白の蓄積というレガシー
果し得ていない約束: 三島由紀夫が遺せしもの - 井上 豊夫文化防衛論 (ちくま文庫 み 13-13) - 三島 由紀夫
・論理的でありたいなら、非論理に思える思想(感想)を重視しよう
JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則 - ニック・マジューリ, 児島 修ニーチェ2 (平凡社ライブラリー) - マルティン ハイデッガー, Heidegger,Martin, 貞雄, 細谷, 弘, 船橋, 登之男, 加藤


おわりに
三島由紀夫の言葉 人間の性 (新潮新書) - 佐藤 秀明(編)太陽と鉄・私の遍歴時代 (中公文庫 み 9-14) - 三島 由紀夫


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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 07:00| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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