2025年11月29日

古市憲寿「昭和100年」+α

本題に入る前に+αの1件目の方から。
この件に関するさらに詳しいことや巨人ファンを中心とした他の⚾系の方々の見解等はこちらをご覧いただくとして、
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管理人自身がいちばんしっくり来たのはこの方の見解。
ここで「昭和」というワードが出てきたので必然的(笑)に本題のこの書籍の方へ。

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📖昭和100年/古市憲寿

西暦2025年は昭和(換算で)100年にあたるということで、「昭和100年」というタイトルの付いた書籍(この本以外にも)は多数上梓。
昭和100年の100人 リーダー篇 (文春ムック) - 楽天ブックス昭和100年×放送100年 音声と写真でよみがえる昭和 戦前編 [ 保阪 正康 ] - 楽天ブックス昭和百年 おもいでの夜行列車 遠くまで、喜びの朝へ [ 松尾 定行 ] - 楽天ブックス昭和100年!名曲セレクション アニメ編 初級 (ピアノ・ソロ) - 楽天ブックス宿帳が語る昭和100年 温泉で素顔を見せたあの人[本/雑誌] / 山崎まゆみ/著 - ネオウィング 楽天市場店昭和100年地図帳 [ 平凡社 ] - 楽天ブックス昭和100年 懐かしの情景 - 南正時
宿帳が語る昭和100年昭和100年地図帳はいつも利用している図書館に在庫があるのでいずれ借りて読むとして、昭和100年 懐かしの情景は、2025年11月21日付で既に公開済み

それはさておき、本書の「はじめに」で「各章は独立しているので、どの章から読んでも構わない。時間のない人は5章だけ読んでも本書の主張は伝わると思う」と書いてあるので、図書館で借りている本だということを考慮に入れ、”5章 「昭和」は終わらない”から先に読んでみた結果、「ホンマに5章だけば読めばええや」という感想に…

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📖古市 憲寿昭和100年」(講談社
万博・五輪・宇宙開発・原子力……、「昭和」という亡霊はいつまで僕らを呪縛し続けるのか?

セビリア、ミラノなど世界の万博跡地から見えてきた2025年大阪万博問題とは?
1964年東京五輪がなければ、高度成長はしていなかったのか?
種子島・宇宙基地、米・核実験博物館、独・原発跡地遊園地から見えてきた「近代」とは?
古市憲寿が「昭和の夢」の跡を歩きながら考えたこと――。

【目次】
1章 昭和100年の万博
万博の聖なる「一回性」/セビリアの廃墟 1992/ハノーファーの虚無 2000/ミラノの埼玉 2015/みゃくみゃくの大阪 2025

2章 それでも人類は宇宙を目指す
砂漠で見つけた懐かしい未来/アポロという熱狂の時代/いつも20年先にある未来/宇宙は軍事に乗っ取られるのか?/「昭和」の申し子 イーロン・マスク

3章 東京オリンピック 大冒険の終わり
首都高・モノレール・新幹線/もし東京オリンピックがなかったら/呪いの2021年オリンピック

幕間 戦後100年
遠くなる20世紀/東京オリンピック後の日本社会/「幸福」な階級社会

4章 近代が夢見たユートピア
そうだウェストファリア行こう/廃墟になったあの未来/夢見た未来とは違っても

5章 「昭和」は終わらない
権威主義国家とメガイベント/ドバイで見つけた未来/未来予測はなぜ外れるのか?/幸福な平成時代/昭和100年

◇著者情報(「BOOK」データベースより)
古市憲寿(フルイチ ノリトシ)
1985年、東京都生まれ。社会学者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。日本大学藝術学部客員教授。日本学術振興会「育志賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
【2024年12月発行/2025.6.24読了】
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【備忘録】
はじめに

1章 昭和100年の万博
地上最大の行事 万国博覧会【電子書籍】[ 堺屋太一 ] - 楽天Kobo電子書籍ストア
故堺屋太一氏は「地上最大の行事」とは言っていたものの(著者から見れば)高度経済成長期であれば「聖なる一回性」も許されただろうけど、SGDsが持てはやされる世界では「地上最大のもったいない行事」にすぎない
・オリンピックはいいドーピング
・現代の万博は来場者数だけが成功の指標ではない。どのようなレガシーを残せるかの方が重視される


2章 それでも人類は宇宙を目指す
・20年(先)というのは絶妙な数字〜絵空事と思ってしまうほど遠い先ではないが、明日から動き出すべき直近の未来ではない。しかも重要役職についている人は、まず20年後には自分はその場にいない
>本書では「人類が本当に火星を目指すのか」について「ドナルド・トランプ(大統領)とイーロン・マスクという個人の動向に大きく左右される可能性がある」と記述しているものの…
>本書上梓後に両者が決裂(^_^;)


3章 東京オリンピック 大冒険の終わり
・「安く作れる」→完成したら高くつく
・新幹線は「昭和」の産物
→(営業的には大成功も)特に予約システムがお粗末。えきねっと(JR東日本)は夜中にはまったく使えない。エクスプレス予約(JR東海)も機能制限あり。
>本書には書いてないけど、JR各社でバラバラなシステムを鉄オタ石破首相と前原誠司氏主導で統一化を実現したら石破内閣も延命できる?(かもしらんけど…)
>と、読了時点で書いたものの、本エントリーUP時点では高市早苗氏が次の首相になってしまった件(^_^;)


4章 近代が夢見たユートピア


5章 「昭和」は終わらない
・独裁的な政権運営が可能な権威主義国家とメガイベント(万博、オリンピック等)と非常に相性がいい
→支配層が決めれば住民の反対運動は起きないし、マスコミも批判しない
・帝国主義の産物である万博
・なぜ未来予測は外れるのか
→技術的に可能なことと社会的に可能的なことは別
→いつの時代も人類は、その時代の延長線上に「未来」を考えてきた
→古代から中世の「未来記」では、誰もインターネットや超高層ビルの登場などは予測できていない
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【中古】 団塊の世代 / 堺屋 太一 / 文藝春秋 [文庫]【宅配便出荷】 - もったいない本舗 おまとめ店
堺屋太一「団塊の世代 」は、その後の高齢化社会やシルバーデモクラシーをかなり正確に予言していた
(技術ベースだけではなく、人口動態や社会保障、財政という観点を含めて日本の未来を考えていたから)
・堺屋氏はインパクじゃなくて、異次元の少子化に取り組むべきだった
・最も確実な未来予測である人口を無視し続けた日本は高齢社会への道を突き進んでいる
>この件は本書上梓後の話だけど…
>この本は2018年に上梓されたもので、5年たってますが…

>ほりえもんと落合陽一氏によれば
【AIに代替される可能性が高い仕事】
・維持コストがAIの方が安い仕事
・パターン化、ルール化しやすい仕事
・単純作業が多い仕事

【AIに代替される可能性が低い仕事】
・クリエイティビティを求められる仕事
・コミュニケーション力が必要な仕事

>一方、雇用ジャーなリストの海老原嗣生氏によれば、2030年頃までにAIに代替される仕事はせいぜい9%程度と予測
・技術的に可能でも費用対効果が見合わなければAI代替は起こらないし、人間の作業は複数のタスクが組み合わさっているから
・宅配ドライバーの仕事はマンションの入り口まではなんとかなるとしても、各部屋へはどうする?
・広い家ならドローンで庭先に落とせそうだが、雨ざらしになるリスクはどうする?
・現状はまだ人間に頼った方が安上がり
・スーパーやコンビニや飲食店のセルフレジや配膳ロボットは、業務の一部を客にさせるセルフサービス化に過ぎない
・AIが得意なのはパソコンやスマホの中で完結する仕事
(しかも、それらの仕事には弁護士・会計士などの士業、漫画家や小説家、音楽家などの憧れの仕事が多い)
・逆にしばらくの間は人間の仕事として残りそうなのは、介護や保育などのケア労働
(AIの進化速度に比べて、ロボット技術の進化速度は遅い)
・多幸感に満ち溢れていた平成時代〜日本は戦争に巻き込まれることはなかった
(世界各地でも戦死者が減少傾向)
・令和時代に起きているのは「昭和型国家の復権」
(コロナ禍での国境単位での防疫体制、米国と中国との間での半導体を巡る新冷戦
【中古】 イデオロギーの終焉 1950年代における政治思想の涸渇について (現代社会科学叢書) - AJIMURA-SHOP
・豊かさが担保されている限りにおいては、ほとんどの国家では蜂起や革命を企てようという発想にはならない
・1970年(昭和45年)の大阪万博で紹介された未来
✕(未実現)→ 空飛ぶクルマ、完全自動運転、月面居住
〇(実現)→ 小型通信機器、(携帯電話、スマホ)、家電の自動化(ルンバなど)
・問題は、想像力が「昭和」から抜け出せないこと
・現代社会における課題は、大きく経済と承認の問題系
・夢をかなえるのと同じくらい、夢を忘れずにいることも大事

あとがき
・1990年代が日本の分水嶺だった
・公共事業で昭和の延命ではなく、人口動態に危機感を抱き少子化対策に取り組んでいたら(就職氷河期は存在せず)2000年代初頭に「第三次ベビーブーム」がおきていたかも、起業ももっと盛んになっていたかも(しらんけど)
・とか妄想したところで、今を生きるしかない(というありきたりな締め)

【参考書評等】
Amazon書評
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【ご参考:当ブログにおける古市氏の著書関連エントリー】
10分で名著 (講談社現代新書) [ 古市 憲寿 ] - 楽天ブックス2022年12月23日付
楽観論 (新潮新書) [ 古市 憲寿 ] - 楽天ブックス2022年5月24日付
絶対に挫折しない日本史 (新潮新書) [ 古市 憲寿 ] - 楽天ブックス2022年1月6日付
絶望の国の幸福な若者たち (講談社+α文庫) [ 古市 憲寿 ] - 楽天ブックス2012年8月22日付

最後にもう1つ+α
時事通信の報道でいう「真壁 潔会長が解任」と「坂本紘司社長が辞任」の差はなんやねん?
と思わないでもないですが、「辞任」であれば本人から自発的にできること。「解任」とは取締役会決議のみでできる「会長職」の方なのか?株主総会決議が必要な「取締役職」の方なのか?で意味合いが変わってくるところ。
その答え合わせは明日試合後…
山口 智現監督の退任に続き、現場関連で決まっているのは現時点でこれだけ。
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週刊文春 2025年12月4日号[雑誌] - 週刊文春編集部
「答え合わせ」は「週刊文春 2025年12月4日号」に書かれていることが事実かそうでないかでわかるはずとも言えるわけで…
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 11:30| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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