2026年01月10日

杉山邦博・荒井太郎「杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き」+α

本題に入る前に(旧Twitter改め)Xでは一昨日あたりからすでに言及している案件。
問題解決に向けて動き出したのは良かったとしても、動画などを活用してインフルエンサーがSNS等で拡散しないと動いてくれないのもなんだかなぁ〜
さらに、実行者や撮影者だけを悪者にするだけでは…
という流れで本題はこの本の件。
杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き - 杉山邦博, 荒井太郎
📖杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き

管理人自身も(上掲の理由でそうなったのと毎年⚾セ・リーグの順位予想ではなく順位希望で「1位阪神(中略)6位巨人」と言ってるレベル感での)「アンチ巨人」で、相撲の方は大鵬の現役時代の記憶はほとんどなく特段の推し力士はいなかった。卵焼きは甘い方が好き派だということはさておき…
進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス) - 諫山創知られざる大鵬 - 佐藤 祥子ライフコーポレーション あご入りだしの旨み!鉄板だし巻玉子 ハーフ 1パック
そっちの巨人じゃないけど…

「アンチ」が「巨人」だけにかかっているのか?

それとも、「大鵬」「卵焼き」も含めたものなかのか?

そこが一番気になって読み進めていくと、

P26の記載では、聞き手の荒井太郎氏の「贔屓にされている球団はあるんですか」という質問に対し、杉山氏は「私は九州の人間ですから、アンチ巨人です(笑)。阪神タイガースの熱烈なファンです。」と回答。

これで「アンチ巨人(阪神ファン)」ということはわかりましたが、本書では相撲がメインながらも、特定の贔屓(あるいはアンチ)力士がいるとは読み取れず…

「私は2024年秋に『来年の名古屋場所までには横綱になる』、つまり2025年の名古屋場所までには横綱に上り詰めるだろうと一部紙上に断言するコメントをしました。まさにそうなったことをうれしく思うとともに驚いてもいます。久しぶりに角界を今後、十数年にわたって引っ張っていくことが期待される横綱が誕生して喜んでいます。私も71年数多くの横綱を見てきましたが、大の里の姿がオーバーラップする過去の横綱はいません。それだけ、唯一無二の力士だと思います」

「ごまかしのきかない正攻法の相撲は、彼の最大の魅力です。願わくば、栃若、柏鵬、輪湖と言われた時代があったように、彼にも立派な好敵手が現れることが、相撲界にとっても喜ばしいことではないでしょうか」

そして、「卵焼き」に関しては個人的な好き嫌いの言及はまったくなく…

(本書を読む限りでは大鵬に代わって大の里がその地位につく可能性大?杉山氏の願望なだけかもしらんけど…)
Evolving 大谷翔平2025 岩手日報特別報道記録集 - 岩手日報社大の里横綱昇進記念号(月刊「相撲」2025年7月号増刊) - 相撲編集部藤井聡太(新スポーツスーパースター伝シーズン2 @) - ベースボール・マガジン社

ということで(本書では)「アンチ」は「巨人」にしかかかっていないと理解…
アンチ巨人は永久に不滅です (双葉文庫 き 10-1) - 金権巨人からプロ野球を守る会
アンチ巨人は永久に不滅というか、令和の時代では絶滅危惧種?
金権球団ならもっとえげつないところが出てきたし…
ホークス優勝!2025プロ野球総括BOOK (COSMIC MOOK) - コスミック出版

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📖語り手・杉山邦博/聞き手・荒井太郎「杉山アナのアンチ巨人、大鵬、卵焼き」(大空出版
◇内容
1953年(昭和28年)にNHKに入局以来、71年間大相撲を見続けて来た杉山邦博さん。多くのスポーツ実況にもかかわり、今年95歳を迎える。昭和の生き証人として巨人・大鵬・卵焼きを語る。

“巨人 大鵬 卵焼き”は、なぜ昭和の子供たちに支持されたのか。
相撲と野球は、ラジオやテレビの電波放送により急速に普及をしました。強い横綱や強打者のホームランを観て喜びや感動を共有することができるようになったのです。
昭和33年に東京タワーが出来てテレビ時代に突入しテレビが普及。高度経済成長期の昭和36年には大きくて強い横綱「大鵬」が誕生。同時期に巨人がV9を達成し、子どもの好きな言葉を並べた“巨人 大鵬 卵焼き”という言葉が出来上がります。
カラーテレビの普及、大相撲中継、東京オリンピック・・・。数々の現場に立ち会ってきた生き証人の元NHKアナウンサー「相撲の杉山」さんと相撲ジャーナリストの荒井太郎さんが、当時の昭和を、テレビ放送を、なにより大鵬を熱く語っています。

◇目次
はじめに

第1章 臨場感を共有する℃梠繧ヨ

第2章 戦後の第一期黄金時代到来

第3章 高度経済成長期を迎えて

第4章 「柏鵬」の壁と東京オリンピック

第5章 大鵬に見る引き際の美学

第6章 伝承文化と新横綱

あとがきに代えて

◇著者紹介
杉山邦博(スギヤマ クニヒロ)
1930年福岡生まれ。元NHKアナウンサー。名古屋局、福岡局を経て、その後東京、大阪など大相撲の本場所開催地に在籍。「相撲の杉山」と呼ばれる。プロ野球の実況や、第1回東京オリンピック、メキシコオリンピックの実況も担当。東京相撲記者クラブ会友。日本福祉大学生涯学習センター名誉センター長、同大学客員教授。

荒井太郎(アライ タロウ)
1967年東京生まれ。相撲ジャーナリストとして専門誌に取材執筆、連載も持つ。テレビ、ラジオ出演、コメント提供多数。近著に横綱稀勢の里を描いた「愚直」(産業能率大学出版部)など著書多数。早稲田大学エクステンションセンター講師
【2025年7月発行/2025.12.17読了】
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【備忘録】
はじめに
・相撲をテーマに「昭和を語ろう」という内容の書籍を作るなら、語り手は杉山邦博氏しかいない

第1章 臨場感を共有する℃梠繧ヨ
・昭和天皇が相撲好きでなければ、大相撲も今のような発展は遂げていなかっただろう
・ラジオの登場によって「臨場感を共有する」という新しい文化ができた
・(杉山氏本人は)双葉山より玉錦のファンで、小学生の頃から玉錦が勝つ前提での📻実況再現を母親の前でやっていた
・戦時中、職業野球は公式戦中止に至ったが、大相撲を(一般に非公開とし、傷痍軍人や関係者だけを招待し、本場所を7日間に短縮しながらも)粛々と行われていた


第2章 戦後の第一期黄金時代到来
・杉山氏のアナウンサーデビューは野球(昭和28年6月13日の名古屋ドラゴンズ対大洋松竹ロビンスの実況)
・同じ年にはテレビの本放送も開始。しかも、当時はラジオ>テレビゆえ、先輩アナからテレビ中継を担当するように言われた
・相撲は📺カメラ正面に1台で済んだ
・ラジオの実況しかない時代では当該スポーツの経験者(OB)を解説者に据えることはなかった
・解説者の登場はテレビ中継が始まってから
・栃若時代といわれるけど、栃錦の方が3歳年上で横綱になったのも約3年半早い


第3章 高度経済成長期を迎えて
・三原 脩「杉山君、君は運の強い男だね。中日が優勝したときは名古屋にいて、西鉄が絶頂期のときには福岡にいて、東京に来たら今度は大洋の優勝に出会えて」
>本書には「大洋(三原)・柏戸・水割り」というフレーズは出てきませんが…
・大鵬も柏戸も体全体のバランスがよかった。

第4章 「柏鵬」の壁と東京オリンピック
・マスコミというのは将来性のあるスターを先取りする(柏鵬も富樫(→柏戸)や納谷(→大鵬)のしこ名(本名)時代から注目されていた)
>本書にもそう書いてあった(さらに「日本テレビが仕掛けてプロ野球のの巨人戦を独占しているのとは訳が違う」とも(^_^;)
>「大相撲ダイジェスト」に代わるものはNHKのこちら
>しかしながら、思ったほどチケットが売れず、またいつもと勝手が違う時間設定のせいで、体調を崩す力士も続出、昭和30年の大相撲秋場所だけでナイター興行は中止に
・杉山「今の時代ならナイターにしてもいいんじゃないかと、むしろ賛成の立場。そして、NHK中継にこだわる必要もないのでは?」
・カラー放送になったことで、実況アナは色の表現がいらなくなった(見ればわかる)
・繊細というか、奥深い表現はラジオの良さ
・今のアナウンサーがしゃべりすぎるのは、言わなくてもわかることを言い過ぎるから
・横綱は部屋や一門を超えて次世代の中から、自分が辞めたあとの協会を引っ張っていく後継者を育てるのも務め
1964年の東京オリンピック : 「世紀の祭典」はいかに書かれ、語られたか - 三島 由紀夫, 石川 達三, 杉本 苑子, 大江 健三郎, 開高 健, 井上 靖, 山口 瞳, 松本 清張, 丸谷 才一, 小田 実, 渡辺 華子, 柴田 錬三郎, 阿川 弘之, 曾野 綾子, 瀬戸内 晴美, 有吉 佐和子, 石井 好子, 安岡 章太郎, 岡本 太郎, 阿川 弘之, 小林 秀雄, 中野 好夫, 会田 雄次, 菊村 到, 石井 正己, 大宅 壮一, 司馬 遼太郎, 亀倉 雄策, 市川 崑, 沢木 耕太郎, 石原 慎太郎, 遠藤 周作, 小田 実, 平林 たい子, 武田 泰淳, 松永 伍一, 星 新一, 石井 正己ヘーシンクを育てた男 - 真神 博
>本書で杉山さんは「大相撲も(外国人力士が増えてはいるという点では)国際化しているが、ルールと伝統だけは外国人にも守らせている」と言っているものの、「(柔道のように)体重別を取り入れたら終わり」とまでは言っていない


第5章 大鵬に見る引き際の美学



第6章 伝承文化と新横綱

・子どもの絶対数が減れば、当然逸材の数も少なくなるうえに、貴重な人材は他のスポーツとの取り合いになる
>(相撲の件はめったに取り上げない当ブログでも)関連エントリーあり
変わる世界、立ち遅れる日本 (PHP新書 655) - ビル・エモット, 烏賀陽正弘←メインはこの本の件ですが…
>本書で杉山氏は「白鵬は勉強熱心な人で、双葉山の「我いまだ木鶏たりえず」の故事を聞いてきて、それを詳しく紙に書いて渡し、白鵬はそれを読んで学習した」とまでしか言っていない


【参考書評等】
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 09:00| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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