2025年07月12日

7/11のプロ野球の件は軽く流して、池田清彦「多様性バカ〜矛盾と偽善が蔓延する日本への警告」

まずは、昨日(7/11)のプロ野球の試合結果をリーグ別にまとめて以下のとおり。
パ・リーグの方は相変わらず上位3チームが接戦も、下位3チームがそれぞれの順位で独走傾向にあったのが、4〜5位が少し詰まってきた?
一方、セ・リーグの方は最下位を独走していたチームが首位を独走していたチームの連勝を止め、パの方でも首位(負け)と最下位(引き分け)のゲーム差が半ゲームながらも詰まっていることから、これぞホンマのセ・パ詰まる
切羽詰まる - 新田忠弘
と言ってみたかっただけ(^_^;)
ということはさておき、個々の試合に関するさらに詳しいことや総括、他の⚾系の方々の見解等はこちらをご覧いただくとして、
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連勝はいつかは止まるものだけど…
村上投手はYakult Y1000にあたったのかもしらんけど…
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飲むなら、明治R-1の方がよくね?
ということなども踏まえて、当該甲子園の試合に関するさらに詳しいことや両チームファンの見解等はこちらをご覧いただくとして、
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試合そのものの掘り下げに代えて、読書感想文シリーズのストック(読了後、ブログ記事下書き済みで公開待ちのもの)の中で⚾系のものはないので、古い方から蔵出し。
多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告 (扶桑社BOOKS新書) - 池田 清彦
📖多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告/池田 清彦

池田清彦氏の著書にはこれ以外に
共感バカ (祥伝社新書 704) - 池田 清彦バカの災厄 (宝島社新書) - 池田 清彦バカにつける薬はない (角川新書) - 池田 清彦平等バカ (扶桑社BOOKS新書) - 池田清彦自粛バカ リスクゼロ症候群に罹った日本人への処方箋 (宝島社新書) - 池田清彦正直者ばかりバカを見る (角川新書) - 池田 清彦
など、「バカ」というタイトルのついた本が多いようですが…
ということは、発行元の方で「池田清彦先生の本には『〇〇バカ』というタイトルつければ売れるはず」と思っているのかも…
しらんけど - 星喰いP

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📖池田清彦多様性バカ 矛盾と偽善が蔓延する日本への警告 (扶桑社新書)
「一番重要なのは、自分の頭の中の多様性」

無駄に増える不要なルールやコンプライアンス至上主義、カタチだけの女性優遇、SNSで暴走する正義幻想、「変わり者」の徹底排除――。
「多様性の尊重」が叫ばれて久しいが、今の日本社会は上っ面の「多様性」が自由を奪い、差別と分断を生む本末転倒な状況に陥っている。その原因は一体どこにあるのか?
『ホンマでっか!? TV』でもおなじみの“生物学の専門家"池田清彦が、「多様性」とは何かを解き明かし、世の中にはびこる “なんかいやな感じ”を喝破する!
「多様性社会」を正しく生きる知恵と教養が身につく一冊。
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◇目次
第1章 そもそも「多様性」とはなんなのか?
第2章 同一性は人間の妄想である
第3章 コンプライアンス至上主義の罠
第4章 多様性社会を「正しく生きる」とはどういうことか
第5章 多様性社会とコミュニケーション
第6章 全方位的に多様であれ

◇著者プロフィール
池田清彦
1947年、東京都生まれ。生物学者。東京教育大学理学部生物学科卒、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学、理学博士。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、現在、早稲田大学名誉教授、山梨大学名誉教授。高尾599ミュージアムの名誉館長。生物学分野のほか、科学哲学、環境問題、生き方論など、幅広い分野に関する著書がある。フジテレビ系『ホンマでっか!?TV』などテレビ、新聞、雑誌などでも活躍中。著書に『騙されない老後』『平等バカ』『専門家の大罪』(ともに扶桑社新書)、『SDGsの大嘘』『バカの災厄』(ともに宝島社新書)、『病院に行かない生き方』(PHP新書)、『年寄りは本気だ:はみ出し日本論』(共著、新潮選書)など多数。また、『まぐまぐ』でメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』(http://www.mag2.com/m0001657188)を月2回、第2・第4金曜日に配信中。
【2024年9月発行/2025.3.5読了】
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【備忘録】
はじめに
・ひとたびルールができてしまうと、それを守ることが目的になりがち
・「多様性の尊重する」という目的のために「コンプライアンス遵守」という手段があるはずなのに、表面的な「違反」をことさらに責めてる人が増えてきたし…
・ガラガラの車内なら若者が優先席に座ってたしても、それに他人が文句を言っても意味ないし…
・ルールがあるせいで、本来の目的から離れていくケースさえあるし…

第1章 そもそも「多様性」とはなんなのか?

・科学者〜事実を明らかにする人
・政治家〜アクションを起こす人
とりかえばや物語 (文春文庫 た 3-51) - 田辺 聖子
・昨今の「多様性ムーブメント」の要諦は「人間はすべて平等であるのだから、あらゆるカテゴリー間の差異に優劣などつけず、すべてを等価だと考えよう」という話

第2章 同一性は人間の妄想である
・世の中をどう見るかはコトバによって決まる
・何をどう分類するかは分類する側のサジ加減次第
・「病気」も意図的に作り出すことができる
・「なんでも分類したい病」がもたらした多様性という概念
・「区別」は人間の認知パターンが生み出している
・多様性というのは自然発生的に生まれたカテゴリーをうまく調整するための概念であって、意図的にいろんな枠を作り出すことではない。むしろそれは多様であることや自由を奪う行為になりかねない

第3章 コンプライアンス至上主義の罠
・コモンセンスも法律も単なる「装置」にすぎない
・世の中は常に変化していて常識でさえ変わっていくのに、何十年も前に定められた社是を後生大事にし、社員にひたすらそれを守らせるなんて、バカとしか言いようがない
・人間に恣意性の権利(=自分の欲望を解放する自由)は、他人の恣意性の権利を不可避に侵害しない限り、保護されなけれなならない。ただし、恣意性の権利は能動的なものに限られる
→他人を愛する権利はあるが、他人に愛される権利は存在してはいけない
・従うべき規範に対称性(自分にも相手にも適用される)があれば不正義ではない
「現代優生学」の脅威 (インターナショナル新書) - 池田 清彦
・多くの法律は、正義とは無関係に決定されている
・「正しい生き方」というのは他人との関係性の問題
→その行為で人に迷惑をかけないかどうか
・法律や道徳に従う方がよく生きることにつながりやすいが、自分に合わない場合はそれらに従うか、自分の規範を貫くか。後者を選ぶ人がいてもそれ自体を止めることは他の誰にもできない
・ただし、法律に違反した場合には処罰されないと社会が成り立たなくなる
・道徳の場合は他人が自分と違うことだけで非難するのはお門違い
・「感謝される権利」など誰も持っていない
・社会的弱者には例外的に「受動的な権利」も保障される
正しく生きるとはどういうことか (新潮文庫 い 75-3) - 池田 清彦

第4章 多様性社会を「正しく生きる」とはどういうことか
>著者「変わることのどこがいけないのかさっぱりわからない」
・日本では社会的な通例として、どっちのトイレを使うのかは見てくれを基準に選ぶことになっている
・感性や嗜好を他人に「理解してもらう」権利は誰にもない
・理解できない人もいることを認めることも「多様性を尊重する」ことである
・スポーツが肉体を使うものである以上、心の性より身体的な性がものをいうのは否定のしようがない
・配慮するのは自由だが、強制されるものではない

第5章 多様性社会とコミュニケーション
・お互いの自由を侵食しない範囲で我々は自由に生きることができる
・他人のことを理解する義務もないが、否定する権利もない
バカの災厄 (宝島社新書) - 池田清彦
・コミュニケーションとは、自分や相手が「変わること」
・「一番強いやつに従う」という日本人の行動原理
・「強いやつに従うのが正しい」という価値観は硬直化しやすい
・「状況に応じて変わること」に否定的な日本人の感性
・首尾一貫性を無駄に発揮すると滅びる可能性もある
・大事なのは、まったく共感できない相手とも共存できる能力なのかもしれない
すばらしき愚民社会 (新潮文庫 こ 39-1) - 小谷野 敦
・ネット社会の最大の問題はバカが意見を言うようになったこと
・差異を確かめて、自分の考えを見直すことができる頭の柔軟性が必要

第6章 全方位的に多様であれ
・多様性のなさが功を奏して短期的な繁栄を手にした日本人(欧米の真似をすればよかった高度成長期)
・イノベーションを起こすのに必要なのは個性的な頭脳
・日本の凋落は「変わり者」の居場所を奪い続けた結果
・「学校に行くのが正しい」というのは教育をする側の都合
・長時間労働に問題がないわけではないけど、本当の問題は同調圧力の方
・真の多様性は(カンブリア大爆発に匹敵する)クラッシュの後に実現?

おわりに
・「多様性の尊重」を基底をなす考え方
1.すべての個人は自由で平等である
2.人は他人の恣意性の権利を侵害しない限り、何をするのも自由である。ただし、恣意性の権利は能動的なものに限られる
・例外として、自分の力で生きることができない人(乳幼児、重度の身体障害者など)には受動的な権利を付与する必要がある
・「多様性の尊重」とは、要はあなたの情緒や倫理に抵触したからといって、そのことだけで、その言説や行動を排斥しない寛容さのこと


【参考書評等】
めんどくせぇことばかり
年間読書人さんのnote
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posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 09:30| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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