2025年08月30日

8/29のプロ野球の件は軽く流して、DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある/橘 玲

本題に入る前に、昨日(8/29)のプロ野球の結果から。
>パの方は首位争いがし烈な他は、4〜5位が競ってますが、それ以外は3位と最下位が独走状態へ…
一方、セは2〜5位が4ゲーム差と混戦状況は続くほか、試合内容に着目すると…
という感想だけ述べ、個々の試合に関するさらに詳しいことや総括、他の⚾系の方々の見解等はこちらをご覧いただくとして、
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結果次第では各論で掘り下げるはずだった試合に関しては、
という感想と、追いつかない程度の反撃2発の動画を掲載するにとどめ…
さらに詳しいことや両チームファンの見解等はこちらをご覧いただくとして、
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という流れで本題にすべき書籍がうまいこと存在したのでそっちの紹介を…

DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある (WPB eBooks) - 橘玲
📖DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある (WPB eBooks)

内容は難解な部分もありましたが、要は「正義なんて相対的なもの」ゆえに「DD(どっちもどっち))

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📖橘 玲DD(どっちもどっち)論 「解決できない問題」には理由がある集英社
「善悪二元論」が世界を見る目を曇らせる。
世界を善と悪に分ける「正義」の誘惑から距離をとれ。
【DD(どっちもどっち)】派から見た日本社会の姿とは?

ものごとを瞬時に判断すれば、膨大なエネルギーを消費する脳を活動させるコストは最小限で済む。
そのためわたしたちヒトは進化の過程で、面倒な思考を「不快」と感じ、直感的な思考に「快感」を覚えるようになった。
すべての対立を善悪二元論に還元することは、いわばヒトの“デフォルト”だ。
ところが現代社会では、簡単な問題はすでにあらかた解決されている。
いまを生きるわたしたちが対処を迫られるのは、対立する当事者がいずれも「善」を主張し、第三者には単純に判断できないような【DD】的な問題なのだ。

面倒な問題をまともに議論する気のないメディアへの信頼感が失われ、SNSではそれぞれが交わることのない「真実」や「正義」を掲げる。
――そんな世の中ではとかく嫌われがちな、しかしそんな世の中にこそ必要なはずの【DD】な思考から、日本や世界がいま抱えている社会問題に鋭く斬り込む。

<目次から一部抜粋>
Part0 DDと善悪二元論 ウクライナ、ガザ、ヒロシマ
・国際社会の「正義」が戦争を泥沼化させる
・イスラエルvsユダヤ人
・ヒロシマからアウシュヴィッツへの行進
・憎悪の応酬を解決する方法は「忘却」

Part1 「正しさ」って何? リベラル化する社会の混乱
・「性交を金銭に換えるな」はエロス資本の搾取
・皇族の結婚騒動が示す「地獄とは、他人だ」
・安倍元首相銃撃事件でメディアが隠したこと
・政界の裏金疑惑をリベラル化と「説明責任」から読み解く

Part2 善悪を決められない事件
・孤独な若者とテロリズム
・猟奇殺人の原因は「子育て」が悪いから?
・「頂き女子」とナンパ師のマニュアルは瓜二つ
・「闇バイト」に申し込むのはどういう若者なのか?

Part3 よりよい社会/よりよい未来を目指して
・若者が「苦しまずに自殺する権利」を求める国
・学校の友だちはなぜブロックできないの?
・好き嫌いも、政治的信念もじつはどうでもいい?
・SNSはみんなが望んだ「地獄」

Part4 「正義」の名を騙(かた)る者たち
・マイナ騒動は「老人ファシズム」である。「紙の保険証残せ」はエセ正義
・自ら道徳的責任を引き受けた藤島ジュリー景子こそまっとうだ

◇著者紹介
橘 玲(たちばな あきら)
1959年生まれ。日本の男性作家。本名は非公開。 早稲田大学第一文学部卒業。元・宝島社の編集者で雑誌『宝島30』2代目編集長。日本経済新聞で連載を持っていた。海外投資を楽しむ会創設メンバーの一人。2006年『永遠の旅行者』[2]が第19回山本周五郎賞候補となる。デビュー作は経済小説の『マネーロンダリング』。投資や経済に関するフィクション・ノンフィクションの両方を手がける。2010年以降は社会批評や人生論の著作も執筆している。
【2024年8月発行/2025.5.13読了】
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【備忘録】
0 DDと善悪二元論 ウクライナ、ガザ、ヒロシマ
ウクライナ動乱 ――ソ連解体から露ウ戦争まで (ちくま新書 1739) - 松里 公孝
・パレスチナ人=善、イスラエル=悪という単純な善悪二元論は、ハマスの責任をあいまいにし、テロを正当化することになる
夜と霧 (字幕版) - アラン・レネ, フィリップ・リフシッツ, アナトール・ドーマン, ジャン・ケロール, ミシェル・ブーケアンネの日記 増補新訂版 - アンネ・フランク, 深町眞理子シン・ゴジラ - 庵野秀明(総監督), 樋口真嗣, 庵野秀明, 長谷川博己, 竹野内豊, 石原さとみ, 高良健吾, 松尾諭, 市川実日子, 余貴美子, 國村隼, 平泉成, 柄本明, 大杉漣
・日本人の戦争観「広島・長崎への原爆投下や東京大空襲を『天災』として受け入れる代わりに、戦前の日本がアジアで行なった加害行為も天災(仕方のないできごと)として相殺して欲しい」→アジアの人には通じないだろう
「八月ジャーナリズム」と戦後日本:戦争の記憶はどう作られてきたのか - 米倉 律
・「記憶の政治」が行きつく先が戦争だとすれば、それを避けるには「忘却の政治」を受け入れるしかない
・個人や集団、国家や民族、宗教の複雑な利害がからみあうこの世界は、本質的にDD(どっちもどっち)
・和解も忘却も不可能なケースでは「人権抑圧」による平和か戦争(内乱)の二択

1 「正しさ」って何?リベラル化する社会の混乱
・「完全な同意のとれるセックス」売買春を合法化しよう
・日本は近代のふりをした身分制社会
・「共感」とは無関係に「表現の自由」を定義できるなら、「傷ついた!」と言う人が現れても「それは自由な社会を守るためのコストだ」と説明できるが、明確な基準がないからこそ、世界中でポリティカルコレクトを巡る困難が起きている
・不気味なことが起きたとき、ひとは無意識のうちにその原因を探す。理由もなく襲ってくる脅威ほど恐ろしいものはないから
我らの不快な隣人 統一教会から「救出」されたある女性信者の悲劇 - 米本 和広「山上徹也」とは何者だったのか (講談社+α新書) - 鈴木エイト
・リベラルな社会では、説明できない行為は、ただそれだけで道徳や倫理に反するとみなされる
・ダイバーシティ(多様性)の時代には、「(自分の人生を自分で決定する)自己実現」が至高の価値を持つようになる

2 善悪を決められない事件
廃棄された生: モダニティとその追放者 - ジグムント バウマン, Bauman,Zygmunt, 道男, 中島
・人は本能的に理解できないものを恐れる


3 よりよい社会/よりよい未来を目指して


4 「正義」の名を騙る者たち
・マイナ騒動は「老人ファシズム」である。「紙の保険証残せ」はエセ正義


あとがき



【参考書評等】
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【当ブログにおける橘 玲氏の他の書籍の書評エントリー】
シンプルで合理的な人生設計 - 橘 玲2024年1月23日付書評
無理ゲー社会(小学館新書) - 橘玲2022年10月8日付書評
上級国民/下級国民(小学館新書) - 橘玲2021年1月27日付書評
人生は攻略できる - 橘玲2020年5月29日付書評
もっと言ってはいけない(新潮新書) - 橘玲2020年2月19日付書評
言ってはいけない―残酷すぎる真実―(新潮新書) - 橘玲2018年1月17日付書評
posted by スーパーサウスポーあさちゃん。 at 11:30| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 読書記録 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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